2009/12/29

ハッピー・フライトのサントラ等

またまた1ヶ月も更新できなかった。お待たせしました。
といってもこのところ教会での演奏以外あまり音楽に関わることもなく寂しい限り。

今年も無事に Hanging of the Greens のイベントでは Wesley Jazz Ensemble と Ukulele Band で演奏し、それなりの好評を得た。しかし練習時間の少なさもたたって自分としては十分満足のいく演奏ができたとも言い難い。来年はバンドでの練習回数をもう少し増やした方がよくないだろうか。

現在は来年の Ukulele Band の演奏用にいくつか編曲中。ためしに Garage Band でウクレレの多重録音をしてみたがなかなかイケる。これでパンチイン・パンチアウトができれば言うこと無し。もう一度ちゃんと録音しなおして公開してみるのも面白いかも。

いくつか興味を持ったことを。

自然淘汰による音楽の進化を実験する「DarwinTunes」
数多くの人が流れてくるループをレーティングしていくことによりループを淘汰していき、選択されたループをつないで曲にするというプロジェクト。遺伝的プログラミングを音楽でやっている。
少々試してみたが、4小節のループのみが対象なのでどうしても作成される音楽のカラーが決まってしまうのが残念。8小節単位のメロディとかを組み合わせると面白いかもしれないと思う(ただし曲にはならない確率も高そうだ)。

映画「ハッピーフライト」を見たこと

近所の日本レンタルビデオ屋で第4位だったので借りてきたら、実は娘たちはすでに補習校で見ていたらしい。こんなに面白い映画だったんならちゃんと教えて下さいって。


音楽は同じ矢口監督の「スイングガールズ」と同じくミッキー吉野。すばらしいので、サントラ盤を買いたくなってしまった。



MacのスーパードライブをCDで壊してしまった件
図書館で「ロスト・イン・トランスレーション」のサントラCDを借りてきたら、結構傷がついていた。大丈夫か心配だったが、これまでもだましだまし使えてきたし、とりあえず iTunes に取り込もうと思って Mac Mini のスーパードライブにつっこんでリッピングを始めたら...
これまでに聞いたことがないような変なノイズがし始め、まるでドライブが悲鳴を上げているように聞こえた。これは流石にまずいと思ってイジェクトを試みたがなかなか出てこない。なんとか取り出したときには、ドライブは「ふいーーん」という声を出して止まってしまった。それからというもの、CDを入れても認識しなくなってしまった。
何てこったい。ibass3000 の iPhone の母艦はこの Mac Mini なのに、もう新しい曲を CD から読み込めないとは....(泣)

2009/11/23

そろそろクリスマスチューンの季節だっ

いや、まだ Thanksgiving Week なんだけど、自分的にはもうクリスマスがひたひたと迫ってきている。というのも、毎年 Hanging of the Greens という教会のイベントで Wesley Jazz Band がクリスマスソングを延々と演奏するため、練習モードに入るからである。

クリスマスのスタンダードソングもジャズアレンジされていると面白い。ことしはソロを多めに振られてしまって大変である。個人的には The Christmas Song が大好き。何時聞いても泣ける。

ところで、演奏レパートリーの中にマライアキャリーの All I want for Christmas is you が新たに加わったのだが、どうもみんなののりが悪い。で、なんとリーダーを含め原曲を誰一人知らない事が判明(リーダーの奥さんとぱぱんだだけはは日本人なので知っている)。日本ではかなりのヒットだったはず。こちらではシングルカットされてなかったのだろうか。ということで急遽 YouTube で復習しているメンバー多数。今ひとつ不安だ...

Thanksgiving が終われば、FM曲KBAY 94.5 はクリスマスソングオンリーとなる。毎年書いている気もするんだけど。この放送局が徹底しているのはクリスマスソング「も」かけるのではなくクリスマスソング「しか」かけない、ということだ。この時期KBAYをまる二日聞けばアメリカでメジャーなクリスマスソングをすべてマスターできる。

2009/11/14

オフコースストーリーを読む

近所の日本語図書館から借りてきて読んだ『Give up オフコース・ストーリー』。
当時のバンドの状況がよく分かる。もちろん出版物であるから、すべてが書かれていた通りなのかどうかは誰にも分からないけど、もし書かれている通りに物事が進行したのなら、もうどうしようもなかったのだろうなあとしか言いようが無い。
多分ビートルズの解散の時も、こういう風にレコーディング自体は(一旦決まれば)和気あいあいと行われながら、その一方で自体は着々と最期の時に向かって進んでいたんだろうなあと想像したりする。

個人的には、やはりオフコースは鈴木康博脱退と同時に名実共に解散したほうが良かったんじゃないかなぁと思った。4人で続けるなら名前を変えるとか(1984オメガトライブ、みたいに)。自分にとってのオフコースはこの時点で終わってしまっており、この後のグループとしての活動の迷走ぶりは見ていて痛々しい。

やっぱり小田鈴木両氏の声が一緒に入った曲が聴きたい。なんというか、初めて Free As A Bird を聴いた時にジョンの声にポールの声がかぶさったときの「ああああああ、これこれ。これだー」って感じ?あの感じが欲しい訳だ。贅沢だろうか?

ということで、ちょっとの事で影響されやすい私は、このところ連日CDを引っ張り出してはオフコースのアルバムを聴いていたりした訳だ。オリジナルアルバムもいいが「B面コレクション」が好きだ。非常に良い曲ぞろいなのにA面になれなかった曲達の悲哀が感じられる。

2009/11/06

小ネタ集

このところ更新が滞ってしまって申し訳ありません。

ということでやっぱり小ネタ。

1. http://loveallthis.tumblr.com/post/166124704
何も言わずにみてほしい。これで笑えたら多分プログラミングをかじったことのある人だと思う。
最後の繰り返しが na であるところが泣かせる。

2. 一瞬買うべきかどうか迷った
http://slashdot.jp/article.pl?sid=09/11/04/0448221
欲しい。しかし買えん。そもそも、USBメモリだといくらリンゴ型でも絶対紛失しそう。
もちろんそれよりも前に値段の問題がある。そんなちまちましたことを言わずに大人買いしろ、という天の声を理性で押さえているところ。

3. 自分へのアクションアイテム
ベースの弦を張り替える事。

2009/10/18

David Kawamoto と共演できた

本日の礼拝での Praise Band の演奏は、スペシャルゲスト David Kawamoto を迎えてのデキシーランドジャズスタイルであった。
David はクラリネット&サックスプレーヤーで、すでにリタイアした元国際線パイロットである。が、直接確認するまでてっきりプロだと思い込んでしまったほどすばらしい演奏を聴かせてくれる。プロと同じステージを何度も経験しているらしい。なんというか、彼がクラリネットから音を出すと、いつまでも聴き続けていたいという強い欲求にかられてしまうのである。

金曜日にリハーサルを行い、曲の進行とソロの順番の打ち合わせを行った。メンバー全員いつもと違い超真剣である。

そして本日、久々に本番で緊張した。緊張する理由は「自分のまずい演奏で David の演奏を台無しにしたくない」し「こんなに素晴らしいセッションを持てる機会は(アマチュアの自分にとって)めったにない」からである。
緊張はしたけれども、演奏しながら「これが Enjoy するってことなんだろうなぁ」としみじみ納得した。David の演奏をすぐ横で聴けて、しかもそのバックで自分が演奏できているのは光栄だ。他のバンドのメンバーも多分同じ気持ちだったろう。ソロまわしでの自分の担当もなんとかこなせてほっと一息。

予想通り出来はすばらしく、礼拝に来ていた皆さんからは拍手喝采雨あられであった。ていうか礼拝中の演奏であんなに拍手が起こったのは初めての経験だ。

David は毎週レギュラーでデキシーランドのライブハウスに出演している。誘われたので今度聴きに行ってみる事にする。

2009/09/28

Spirit of Japan Town とか

このところ忙しくて新しいネタが無くて申し訳ない。

Wesley Jazz Ensemble は2週間連続のパフォーマンスで、当分もういいやっていう位演奏したのでまあいいとしよう。新しい試みとして、和太鼓の David をゲストに招いて一緒に演奏を行った。ミスマッチなんだけどそれが面白い。それにつけても Electric Upright の欲しさよ。

で WJE も演奏したサンノゼの日本町主催の Spirit of Japan Town では、ウクレレグループの演奏が目立った。正直、これほど沢山のウクレレグループがあるとは思ってもおらず、なぜ狭いジャパンタウンに2軒もウクレレ屋さん(専門店)があるのかという謎が今回やっと解けた次第。上手な人も沢山いる。Wesley Ukulele Band もしっかり練習したほうがいいぞ<サポートはちゃんとするから。

やはり日系人(日本人も含め)はウクレレである(意味不明)。

2009/09/22

祝!RadioWeave 誕生!

YiqYaq チームは、本日 San Diego で開催されている Demo Fall 09 にて、RadioWeave をラウンチした。
YiqYaq は RadioWeave というサービスとして正式にデビューしたことになる。

ブログ等による反響については、英語だが
http://www.techcrunch.com/2009/09/22/demo-radioweave-lets-you-build-a-custom-social-radio-station/
とか
http://news.cnet.com/8301-19882_3-10358812-250.html
等が参考になる。

また、Twitter では、タグ #demo09 と "RadioWeave" で検索すると、感想等を見る事が出来る。

iPhone アプリも日本語対応済みで用意されているので、ぜひ使ってみてほしい。以前 YiqYaq を使用していた人は、アカウントとコンテンツが自動的に以降される。また Soundbiter はそのままコンテンツ作成に利用できる。


詳細はまた明日(の予定)。

2009/09/11

大野雄二にはまった

突然だが大野雄二にはまってしまった。

きっかけはこれ。最高にかっこいい!



You Tube をいろいろと探っていると、愛のバラードまでアップされている。(こちらはリンクは貼らないので、自分で検索してみて下さい)

この「愛のバラード」はむちゃむちゃ名曲だと思う。映画「犬神家の一族」の音楽であるという、この映画のおどろおどろさと曲の美しさのギャップもすばらしい。ちょうど映画館の看板にあの「足が湖面から二本つきでている」ポスターがばーんと貼られていた時に初めてこの曲をFMで聴いたため、にわかには両者が結びつかなかった記憶がある。

主旋律の大正琴とブリッジのストリングス/ブラスの対比も素晴らしい。この大正琴はシンセじゃなくて本物だろうか。多分本物だと思う。ていうか本当に大正琴か?

ちなみに、大野雄二が同じ曲をジャズトリオでも演奏している。こちらは完全にジャズになっているのがおもしろい。個人的にはオリジナルバージョンの方が好きだ。

CDも買おうかと思うが、ものすごい数が発売されているので何を買ったらいいかわからない。もしおすすめが合ったら教えてください。

2009/08/26

ウェブ音楽ストリーミング・サービス、徹底ガイド(へのリンク)

これ、どう?
http://jp.techcrunch.com/archives/20090822your-guide-to-music-on-the-web-part-1/

こんなに多くのサービスがあるとはしらなかった。全てを試してみる事も時間がかかってしまってむつかしいので、おいおい少しずつ使ってみるつもりだ。

2009/08/20

ピンクフロイドのメンバーによる Money のサウンドメイキングの解説ビデオ

ピンクフロイドのメンバーによる Money のサウンドメイキングの解説ビデオが紹介された。

How Pink Floyd recorded “Money”
http://www.crunchgear.com/2009/08/19/how-pink-floyd-recorded-money/

昔の録音なのに今聞いても結構良い音なのはさすが。当時の音も個々まで再現できる物なんだと少々驚いた。

私自身としては、フロイドじゃなくてぜひイエスで同じ事をやってほしい!「危機」希望。ぜひ!!

2009/08/17

レスポールが亡くなった

アメリカ時間の8月13日、レスポールが亡くなった。ギターじゃなくてギターを作った人。
http://www.crunchgear.com/2009/08/13/les-paul-father-of-the-electric-guitar-dead-at-94/

レスポール(ギター)といえば、私が初めて買ったギターはヤマハ製のレスポールのコピーモデルだった。なぜストラトじゃなかったかというと、Beatles White Album の日本語解説の写真に写っていたジョージがレスポールを持っていてかっこ良かったし、それをストラトを持ったリッチー(ブラックモア)と比べると断然よかったからである。
当然ギブソンの本物を買えるはずもなく、ヤマハで妥協したのだが、3弦のチューニングを合わせづらく苦労した。

しかし当時ソリッドボディのギターを作ってあの形に仕上げるというのは並のアイディアと熱意で出来るとは思えず、やはりレスポールと言う人はすごい人だったのだろう。

他の資料をあたってみると、マルチトラックレコーディングを開発した人でもあるとか。今日の音楽を作り上げた恩人と言っても過言ではなかろう。

ていうか今年までまだ生きていたという事実を知ってそっちに驚いたな。94歳ということであるから、もう十分なかつ充実した人生を全うされたと言ってもよいだろう。合掌。

2009/08/03

突然カーペンターズ





突然カーペンターズである。

娘が突然 iPod を外部スピーカーに繋いでかけた曲はなんとかいうアニメの曲で、あきらかにボーカロイドが歌っていた。
で、なんでこんなのがええんやとかいうことを思っている間に無償にカレンの声が聞きたくなったのだ。

おまけにそのとき非常に眠く、その上 iTunes に最初に出てきたアルバムが Horizon (日本語の題名は「緑の地平線」だったか)だったので、それを聞きながら昼寝。

カーペンターズを聞き始めたのはかなり前。っていうかまだ小学生の時だ。ビートルズより実は早かった。残念ながら聞き始めた時はすでに全盛期を過ぎており(これには異論があるかも)、Horizon が発売された直後くらいだったと思う。
なにせ、クイーンを初めて聞いた時に「何このカーペンターズみたいなコーラスは」と思ったくらいで、普通のロックから洋楽に入った人とは逆の流れだったかもしれない。

しかし、このアルバム実に暗い。曲としては Only Yesterday とか Happy とか明るめの曲も含まれているが、どうしても全体に陰鬱な印象が拭えない。ジャケットからしてもう暗い。どうもカーペンターズっぽくない。

特にB面の (I'm Caught Between) Goodbye And I Love You と Love Me What I Am の2曲が素晴らしく暗い。カレンが彼女そのものを歌っているとしか聞こえない。英語の歌詞が聞き取れるようになってから余計にこの2曲の暗さが理解できるようになった。
曲自体はもちろん素晴らしい(もちろんリチャードのアレンジも)のだが、カレンのボーカルが非常識なほどに説得力があり、聞き手をぐいぐいと(奈落の底に)に引き込んでしまう。聞き終わってからの「ほーーーっ」という感動が心地よい。いや、暗いんだけど。

ということで、明るい気分で聞きたい時はこのアルバムじゃなくて Now And Then とかをお勧めする。

2009/07/26

さよなら11:30バンド

本日は11:30バンドの最後の演奏日だった。

11:30バンドというのは、私の通っている教会の日曜日午前11時半から始まる礼拝で演奏するバンドのことだ。
この礼拝はコンテンポラリーサービスといって、日本ではまだ一般的ではないと思うのだが、音楽がコンテンポラリークリスチャンミュージック(ポップスみたいな賛美歌とか)で、対象も俗にいう若い人向けだ。私がそもそも教会でバンドに参加したきっかけはこの11;30バンドのベーシストが欠員だったからだ。

2002年に渡米してから数ヶ月後にバンドに参加し演奏を始めたのだが、その前にバンド自体が結成されてから数ヶ月しかたっていなかったと後で聞いて驚いた。つまりバンドの歴史ほとんどの期間ベースを弾いていたことになる。

教会の主礼拝が9時と11時の二回になるため、11時半からのコンテンポラリーサービスが無くなってしまうので、今日が最後だった訳である。

これまで歴代ボーカルで歌ってくれた若者(元もしくは現役中高生)たちが一同に集まり、またギタリストも突然全員参加状態となり(アコースティック3本にエレクトリック1本)、すごいバンド編成で演奏スタート。さすが最後だけにみんな気合いが入っている。
私も若者向けのみに演奏できるのはこれが最後だと、ディストーションにフランジャーにコーラスにとエフェクターを踏みまくり、しっかりソロを取って目立ってしまった。大人げないが今日は許してくれ!

来週からは主礼拝でもう少々トラディショナルな演奏のみになる。演奏のたびに若者たちから元気をもらっていたが、これからはこちらからお年寄りに元気をあげる番かもしれない。

2009/07/24

Billboard も Web API 提供へ

これはひょっとすると本当の革命かもしれんし、単なるトレンドに終わるのかもしれないが。

Billboardが消費者サイトへと180度方向変え, APIを公開して音楽マッシュアップの多産を期待する

時代を象徴していることは確かだよなぁ。そういえばもう何年CDを買っていないんだろう(妻は2−3枚買っている。ダウンロードできなかったので)。

2009/07/18

Fourplay 聴きたい!

Fourplay at Jazz Alley in Seattle


うらやましい!ホールじゃなくて小さいハコで Fourplay を堪能できるとは!

私自身はまだギタリストがリトナーだった時に新宿厚生年金会館だったか渋谷公会堂だったかであったコンサートを体験している。ちょうど通路際の席だったのだが、リトナーとネイザン・イーストが通路を後ろから歩いて登場してきて目の前を歩いていったので感動した。さすがに体にさわるのは無礼なので気持ちを抑えるのに苦労した(ネイザン・イーストは最も尊敬するベーシストの一人なのだ)いやーこの人達大きいなあっていう印象が今でも残っている。
(余談だが、Pink Cloud をライブハウスに見に行ったときも同じシチュエーションになったが、こちらはメンバー3人がただひたすら怖かった;-)

演奏もすばらしかった。CDではメローな曲調もあって押さえた演奏が渋いが、コンサートではほとんどのりのりでがんがん弾きまくることも多かった。まあ、あれだけギタリストが目立たないインストバンドも珍しいなあと。すくなくともあの時のライブではそうだった。他のメンバーがすごすぎるんだ。

残念ながらギタリストがカールトンに交代してからは生では聴けていない。次回 Yoshi's に来た時はなんとしても行きたい。

ちなみに、ネイザン・イーストはフィルコリンズのツアーで来日した時にも見たし、本当に音楽を選ばず活躍している人だ。彼のプロデュースした NE-1 というベースエフェクターがどうしても欲しくて、しかしもう製造中止になっていたので eBay で落札して手に入れたのが6年前。それからずっと愛用している。通すだけでかなり音が太くなり、全体のアンサンブルの中でもしっかりと鳴らすことができる。これまでに使ったエフェクターの中で最も使用価値の高いものだと思っている。

2009/07/13

すごいPV

演奏しているグループについては何も知らなかったが、このプロモーションビデオのおかげで曲を聞くことができた訳で、インパクトのある PV で売り出すというのはまだ有効な手段なのかもしれない。

Tech Crunch 日本語版「無数のウェブカメラで撮られた驚くべきミュージックビデオ」

曲自体も興味深いが、このビデオを見る前に聴いていたらまた違った印象をもっていたのかも。

2009/07/11

Pandora 当分安泰

とりあえず、よかった。

「Pandora(他のインターネットラジオも)、公式に存続可能に」
http://jp.techcrunch.com/archives/20090707pandora-and-other-internet-radio-has-officially-been-saved/

当分まだ Pandora で楽しめそうだ。

2009/07/07

アップライト

いかりや長介のベースプレイがかっこいい件
http://crossbreed.jp/archives/200811010038.php

たしかいかりや長介が亡くなったとき、Bass Magazine で特集が組まれて、このCMについても記事があった。
しぶいよなぁ。やっぱり歳とってからさまになるのは普通のエレクトリックじゃなくてアップライトだよなぁ。
先日も近くの大学のジャズインプロビゼーションクラスの発表会を聞きに行ったら、60過ぎくらいのじいちゃんがものすごいテクニックで弾いてたもんなぁ。
早くエレクトリックアップライト買いたいなぁ。

仕事早く見つからないかなぁ...............

2009/07/04

激しく後悔

えええええええええーーーーっ

Yes と Asia のジョイントコンサートがあったんですか?どっちも(ほぼ)オリジナルメンバーだったんですか?Steve How は両方で演奏したんですか?Asia の各メンバーの昔所属していたバンドの曲をオールナイトで演奏したんですか?

そんな夢のようなコンサートがあったなんて。なんで教えてくれなかったんだよぉ(泣)> ブレント

以上、Twetter 経由。

2009/06/28

演奏三昧

今日は久々にいーーーっぱいベースを弾いたぞ!

教会の礼拝で3曲。1曲はいつも通り Praise Band でがんがんなので問題なし。他の2曲は賛美歌をギターとベースのみ、キーボードとベースのみの伴奏で演奏したため、少しだけ緊張(だってベースの音がみんなにもろにきこえちゃうじゃないか ^^)

今日は礼拝が終わってから牧師先生の歓送迎会がホールで行われた。まず皆さんがポットラックの食事をとって食べている間のBGMとしてクアルテットで30分ほど Jazz を演奏。いや、やっぱりいまだにソロとるのは苦手。いつもの3人にピアノの Shane が助っ人として来てくれた。彼はプロなのでむちゃむちゃうまい。演奏しながらもかれのソロに感動。
そのあと、我が教会が誇るウクレレバンドのバックアップでドラムの Todd と共に演奏。初見。いいのかそんなので。ラッキーな事に3曲ともすでに知っていた曲だったのできっちりまとめられた。

今日は娘もいっしょにいたので感想を聞いたら、一言「弾いてるとき体が揺れ過ぎ。」はい、その通りです。家に帰ってから録画したDVDを見たらすごい揺れてる。でも動いちゃうからしかたないじゃないか!来週からはせめて目立たない服を来て行くことにしよう。

2009/06/27

マイケル・ジャクソンが亡くなって

マイケル・ジャクソンが亡くなったということで、世界中に再度ブームが起きているように見える(私だけかもしれない)。

確かに、スリラーのMTVを見たときにはすごいと思ったが、なにせ住んでいたのが田舎だったのでリアルタイムで見た訳ではない。かなり後になってから見て「ふーん凝ってるな」とは思ったが、まあMTVがあまり好きではなかったせいもありものすごく影響を受けたわけでもなかった。

一方 Beat It! は(日本語タイトルだとはずかしくて書けん)好きだった。サウンドが。Edward Van Halen のギターがかっこよく、それ目当てだけで聴いていた気がする。ベースラインもコピーしたし。

ま、そんなもんだ。すまん、マイケル。

2009/06/25

ぱーぷる

突然 Deep Purple が聴きたくなり、娘の迷惑そうなそぶりも気にせずがんがんカーステレオでかけてみた。

しかし彼らの初期のスタジオアルバムはなぜここまで音が悪いのか。特に「イン・ロック」とか。中学生だったときにレコードを借りて聴いた時でさえ、「なにこのひどい音」というのが第一印象だったし、「ライブインジャパン」の音はすばらしかったのに、ライブアルバムの方がサウンドがいいっていうのはひどくないか。
サウンドだけじゃなくて演奏もライブ版の方が数段迫力があるが、これはもともとライブバンドなので同然かも。あ、でも録り直ししてるじゃないかっていうのは無し。最終的に流れてきている演奏について言っているんだから、録り直ししてても問題ない。スタジオ版なんて細切れに編集してたってあれだから...


http://yiqyaq.com/tx/gv2 スタジオ版と
http://yiqyaq.com/tx/gvz ライブ版
どっちがいい?

ともあれ、久々に聴くとやっぱりいいなあ。特に Burn は。

そういえば、娘の中学校のブラスバンドの野外コンサートで、「父兄のために」ということで「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演奏したことがあり、やっぱり無理でこけていた。先生曰く、「二度とやらない」らしい。

2009/06/16

商業音楽はどうなるのか

CNET Japan ブログに掲載された久々にじっくりと読ませてくれるすばらしい記事。


ありふれたことに驚く〜ユリイカの坂本龍一総特集(後編)

長い記事なのでかなりの情報量だが、特に後半、いま自分が考えている事にかなり近い記述があったので、紹介させていただく。

純粋な気持ちで始められた「ヒットパレード」が、いつの間にか自己目的化し、スターを生むということと音楽を作るという作業がだんだんと混乱していった。

 
御意。ひょっとすると「純粋な気持ちで始められたヒットパレード」というのはあまりにナイーブな意見かもしれないけれど、でも私もそれはそう思いたい。たとえそれが大昔の話であったとしても。

「伝えたい」、「共感したい/させたい」、「感動したい/さえたい」という原点から多少ずれて、カラオケを通じてヒットしている曲とその雰囲気について いきたい、そういうヒット曲探し自体のようなモノが、音楽市場の中で自己目的化して一人歩きを初めていないか。特に90年代後半のタイアップにより次々と ミリオンセラーを生み出していった時期が、その傾向を助長したような気がします。

私はプロがカラオケで歌う歌番組が大嫌いだった。別にプロの歌手がカラオケで歌ってもいいのだが、それはあくまでプライベートで楽しむ物なんじゃないかと思っていたから。同じ歌うのでもカバーであればアーティストとして曲に取り組んでいることになるが、カラオケで堂々と歌うなんてあまりに音楽を貶めていないか。もちろんカバーでもカラオケのつもりで歌ってしまえば同じ事なんだが。
ヒットさせるためにカラオケで歌いやすい曲をリリースー>みんながカラオケで歌うー>実は歌手もバックはカラオケで良かったんだということに気づくー>カラオケ用の曲をリリースするのが当然になる... 悲しい帰結である。

商業音楽は一般人に受けいれられればそれでいいんだ、という意見も最もだ。でもそれだけだったらあまりに悲しいじゃないか。たとえ制限のある環境にあっても、人の心を動かす、人の心にいつまでも残る曲をめざすのがプロだと思う。

そのことと、これからの音楽ビジネスモデルの変化がどう絡んでいくのかは、難しすぎて、とても今の僕にはすぐには分かりませんけれども、自分の子供が、歌 から言葉を覚え始めている様子をみるにつけ、コミュニケーションの基礎には音があることは、とても強く実感するところがあります。

私の息子は今3歳とちょっと。おしゃべりは遅めで、まだ3語くらいしか単語がしゃべれない(日本語英語含めて)。でも、彼は歌う。気がつくと「ふーんふーんふーん」と鼻歌を歌っている。また、大好きな曲が流れると本当にうれしそうに歌うのだ。音楽というのはすごいもんだな、と再実感させられる。

言葉が初めか、音楽が初めか、私には分からない。しかし音楽には確実に人を感動させる力があるし、様々な影響を与える事が出来る。商業音楽であっても、商業的な成功のみを追い求めるだけでなく、真に人に愛される曲が溢れることを願う。

ちなみに、音楽とは関係ないが

地球改造力だけなら、36億年の太古から今に至るまで、バクテリアや菌類の方が、よほど大きな影響力を持っている。人間はひ弱だったからこそ、道具を発明 し、環境を言語的に認識する能力を身につけ、厳しい気候の時代も生き抜くことができた。人間が地球自体を変えたり守ったりできると思うのは、余程不遜な思いこみである。

その通り。人間がエコしようがCO2を削減しようが地球を守ったりはできない。長い地球の歴史を考えればこの程度の気候変動など想定の範囲内。環境保護運動は地球のためとかいいながらじつは自分達の既得権を守ろうとしているだけなのでうさんくさく聞こえるのだ。地球は人類がいなくなっても全く困らない。

2009/06/10

衝撃の音楽-U.K.

U.K. U.K. U.K.!

そう。私の Most Favorite Group の1つにして青春時代に重大な影響を受けたグループ、U.K.について。


プログレファンの中では U.K. に対する評判はあまり良くないと聞く。特に Allan Holdsworth と Bill Bruford が抜けた第2期については名前を聞く事すらまれである。

が、私にとっては U.K. は第2期、それもライブアルバム『Night After Night』が全てである。

例によって YiqYaq を使って曲のさわりを紹介したいが、残念ながら Amazon MP3 Store ではこのアルバムは取り扱われていない。したがって、曲は 1st Album の「U.K.」の物だ。ちなみに、曲の印象2つのアルバムで全く違う。演奏者が一部違う(ドラムが Terry Bozzio に交代、ギターは不在)というのもあるし、ライブだから、というのもある。両方が影響しているのだろう。貼付けてある Amazon.co.jp のバナーをクリックした先のページでは、曲毎に試聴できるようだ(直接試聴用リンクをここに貼ることはできない)。

私が中3のとき、当時高1だった先輩の家でLPを聴かせてもらったのがそもそもの始まり。「こんなの買ったんだけど」といっておもむろにステレオでかけてくれ、1曲目の歓声からぐっと引き込まれ最後まで一気に聴いてしまった。たしか、一言も口をきけず圧倒されていたのだと思う。

曲をいくつかピックアップしてみる。
  • ナイト・アフター・ナイト
    ポップだ。が一瞬プログレが感じられる、今考えると後の Asia につながる Wetton の得意とするタイプの曲。
  • ナッシング・トゥ・ルーズ
    ジャケット写真に写っていたので Eddie Jobson がバイオリンを弾くのは分かっていたのだが、実際に曲の中で持ち替えている事が分かって「なるほどー」と納得。ライブだからキーボードからバイオリンに持ち替えている間は彼は演奏していない。が自然なので気にならない。

  • アラスカ
    http://yiqyaq.com/tx/3jq
    これを聴いてアラスカに行ってみたいと思った。当時中3の私にはアラスカに行く事など思いもよらない夢物語だった。この曲により、自分のアラスカのイメージが固定されてしまった。実際に行ってみれば全く違うんだろうなあ。

  • プレスト・ヴィヴァーチェ
    http://yiqyaq.com/tx/3jv
    大学時代のバンドでこの曲をコピーしようと言うことになり、キーボード担当が全く練習なしで弾けてしまったので愕然とした。が結局客受けしないだろうということで没になってしまった。やったらおもしろかったのに。

  • イン・ザ・デッド・オブ・ナイト
    http://yiqyaq.com/t/wk5
    ほとんど全編変調子で押しまくるプログレ。これもバンドでやってみたかったなぁ。ライブとスタジオでは全く曲の印象が違う。個人的にはもちろんライブ版しか考えられない。

  • シーザーズ・パレス・ブルース
    Eddie Jobson がディストーションバイオリンを弾きまくるこれもほとんど全編変調子の曲。むちゃむちゃかっこいい。John Wetton と Terry Bozzio のサポートも完璧。個人的にはこれはロックの名演奏ベストテンに入ると思っている。
このアルバムを聴いた後、直後に思った。「大学にいかなきゃ」。なぜか。当時の私の頭の中には、住んでいた田舎から脱出するには大学に行くという考えしかなかったからだ。とにかく都会に行って、こういうすばらしいアーティストの演奏を聴きたい(田舎にはせいぜい都はるみくらいしか来てくれなかった)。そのためには田舎を脱出するしか無い。親親戚を説得して都会に出るためには大学に行くしかない。大学に行けばバンドを組む仲間も見つかるだろうし、という理屈だ。時代が今とは違うと言え、なんと幼稚な考え方だっただろう。でもおかげでその後大学に進み都会に出られたのだから、それはそれでよかったのだろう。
返す返すも残念なのは、U.K. の生ライブをこの目で見られなかった事だ。いや、まだあきらめるのは早い。ひょっとしたらメンバーの老後の生活費用捻出のため再結成ライブをするかもしれない。いざそうなったらどうしよう...

2009/06/09

疲れに効く曲は?

疲れたーなんかだるい。

このような時に聴く音楽は?

しっとりとしてかつ活力が回復していく実感が湧く物がいい。


私の場合は、坂本龍一の Energy Flow. ありきたりだがなんだかんだ言っても過去仕事がきつい時に電車での移動中に聴いて癒してもらった。TVCMに載せられ過ぎたという事も言えようが、実際に効いたんだから仕方ない。


あとはやっぱりビートルズかな。疲れている時は White Album か Let It Be が良い。White Album には I'm So Tired が入っているから。またポールのアコースティック曲群も適度に癒してくれる。Let It Be は Two Of Us のけだるい雰囲気が非常に良く合う。ジョンとポールの投げやりなハモリがすばらしい。

なんでこんな話題でエントリを書いているかと言うと、もちろん現在すごくぐったりきているからである。長時間に渡る緊張の後の弛緩ってことかな。

2009/06/08

VOX amPlug Bass 欲しい!

これ欲しい!

http://www.voxamps.jp/products/amPlug2/

なにせ、ベースのジャックに直接つなぐだけでヘッドフォンから鳴らせるのがいい。あまりに小さいので、紛失を心配してしまうくらいだ。

こちらの Guitar Center 等では見た事が無い。日本では楽器屋さんで売っているのだろうか?もしも試した人がいたら教えてください。

2009/06/06

気分を変えたい時の音楽

皆さんは自分の気分をコントロールしたいときに決まって聞く音楽はあるだろうか。

私の場合、とくに落ち込み気味の雰囲気を立て直したい時に聴く音楽がこのところ変わって来た。

若い時はとにかくビートルズだった。落ち込んだとき、特に彼らの初期の演奏を聴くと少しずつ元気が出てくる気がした。ビートルズの初期の音は、録音技術がまだ未熟だったこともあり非常にラフで、彼らのエネルギーがスピーカー(かイヤホン)からほとばしり出てくるような雰囲気があった。ジョンの声はポールとちがって無理矢理叫んでいるような一途さが感じられて好きだった。

しかしこのところ歳のせいかもう少し落ち着いた音楽の方がしっくり来るようになった。落ち込んでいる時に大音量でメタルを聴いても落ち込みは解消しない。AORや洗練された系のロックの方が癒し効果が高い。かといって失恋の曲とかはだめだけど。ブルースもやめておいたほうがいい。

では気分を高揚させたい時は?これはもうポジティブさを感じる音楽を聴くしかない。
とりあえず、ポジティブな気分になりそうな曲を集めたCDを焼いて、イベントに向かう車の中で聴くことにしている。曲のラインナップは
  • I'm OK Stix
  • Sunday Morning Maroon 5
  • Jump Jive An' Wail The Brian Setzer Orchestra
  • We Will Rock You - We Are The Champion Queen
  • Hit Me With Your Best Shot Pat Benatar
等。ベタベタ。

問題は、プログレはどちらの気分にも合わないってことだ(笑)。

2009/05/29

近況活動報告

このところ少々(仕事もないのに)忙しく、更新がおろそかになってしまった。

前回のエントリに関しては、Twitter 経由で全く知らない方にも見ていただいた事がわかり、非常にうれしい。おじさんの昔話でよければたまにまた書かせていただきます(^^)

ということで、今日は近々の活動報告を。

4月26日にはサンノゼジャパンタウンの日系祭りがあり、そこで Wesley Jazz Ensemble でのライブ演奏を行った。
演奏途中で足がつりかけて冷や汗が出た。なさけない。どうもいつもは履かないステージ専用の靴(といっても普通の革靴)だったので足がびっくりしたみたいだ。

Wesley Jazz Ensemble は5月21日におなじくサンノゼジャパンタウンの Sake San Jose イベントで野外ライブ。このときはサウンドバランスもすばらしく気持ちよく演奏が出来た。後半にはジャパンタウンの空気がだんだん酒臭くなってきて聴衆ものりのりになってきたのがおもしろい。ひさびさに2時間超の演奏だったが、個人的には満足。

6月4日には、Darryl とTodd と3人でジャパンタウンの団体のカクテルパーティでBGM演奏を行う。普段 Todd はドラマーだがこの日はキーボードに転向するので、リズムセクションはベースのみとなり責任は重大。以前同じメンツで結構式の披露宴バンドを経験しているので心配はないが、真剣に練習しておかないといけない。

毎週日曜日には礼拝中に Praise Band で2ー3曲演奏している。

相変わらず、仕事はまだ見つからない。ということで、ベースもまだ BB3000 のままだ。そろそろ弦を張り替えないといけないのでどこからその予算を持ってこようかと思案中...

2009/05/23

多重録音今昔物語

Twitter の takoratta さんのつぶやきに触発されて、今日は昔話を。

中学校の時にはなかなかバンド仲間に恵まれず、仕方が無いので一人で多重録音をしたりして楽しんでいた。

まず、システムコンポを買ってもらった時点で心置きなくラジカセを改造し、消去ヘッドの配線を切った。これにより、録音済みのカセットを聞きながら録音したら多重録音できるのではないかと考えたのだ。
結果は、たしかにできた。が、最初に録音された音が小さくなってしまって使い物にはならなかった。
なんともなさけないことに、この時点でラジカセがゴミと化してしまったため、コンポのカセットデッキと組み合わせて多重録音する事は出来なくなってしまった。もう少し考えてから行動しろ>自分...

次にやったのは、即席でかき集めたバンドでのライブ録音に音をかぶせる事。これは自分のカセットデッキを友人の家に持っていき、2台でダビングしながら追加の演奏を録音する方法をとった。なかなかうまく行ったが、音量のバランスをとるのが非常に難しかった。また元の音源が体育館でのライブだったため、日本家屋でオーバーダビングした音とあまりにかけ離れていて、聞いていて不自然だった。しかしその音源を中学校の案内放送で全校に流してしまった私は向こう見ずなのであろうか。

とか言っているうちにバンドのドラマーがラジカセ2台を使ってドラム、オルガン、ボーカルの多重録音をやってしまい、またそれが非常に良く出来ていたのでがっくりきたりした。現在でもそのテープは保管していて、そのドラマーにCDに焼いておくってあげようと思っているのだが残念ながら消息不明だ。

その次はシンセサイザーを使っての一人多重録音に挑戦した。この時はかなり豪華な機材を友人からかき集めた。KORG の MS−10 モノシンセを2台、カセットデッキを2台、超簡易キーボード(もともと関数電卓で、これにプリセットリズムマシンがついていた)、自分の使っていたエレキギター、でんでん太鼓、マイク、そしてオーディオミキサーである。
MS−10 を直列につないで作った音はすばらしく、またオーディオミキサーのおかげで音のバランスもとりやすかったので、かなり充実した作品に仕上がった。多い曲で5回オーバーダビングをしたが、特に支障はなかった。このブログの最初の記事に書いた、自信のあるシンセベースの音はこの作業で録音したものだ。

さすがに大学に行く頃には個人でもなんとか購入できる4トラックのカセットデッキが発売はされていた。ただ貧乏学生だったのでそれを買うことはできず、自分のミニコンポと友人から借りたカセットデッキで多重録音をつづけていた。

4トラックのカセットデッキを買ったのは社会人になってからだった。ダビングなしなら、これでもなんとか一応聞ける音質で録音することはできる。最近では数年前にエレピ/ベース/ギター/リズムマシンで録音してみたが、ちゃんとミックスすればそれなりに聞けた。

しかーし!

今の Mac にはガレージバンドというすごいソフトがバンドルで付いてくる。ライン入力での録音も何トラックでもOKだし、エフェクトもミキサーも内蔵されているし、音源まで入っている。音程の修正だって出来る。アマチュアレベルだともうこれでそろってしまう。すごい世の中になってしまった。

今の若者は、かなり質の高い音楽環境でスタートを切る事が出来る。なんともうらやましい。

2009/05/22

Pandora One を試してみたい

Pandora Radio が有料サービスを開始した。広告が表示されない他、洗練されたUIが提供され、連続ストリーミングの時間制限もなくなる....らしい。

情報はこちら。

なぜ「らしい」か。有料サービスに入れそうにないからだ(泣)。失職中の身としては年間 $36 はきつい。

そこでもしも許されるならどのような環境で使いたいかを夢見てみよう。

第1案。先日紹介した Pandora 専用 ラヂオを各部屋に置いて常時ストリーミング音楽を聞けるようにする。
第2案。Mac を各部屋において常時ストリーミング音楽を聴けるようにする。
第3案。母艦 Mac から各部屋に置いたワイヤレススピーカーに常時ストリーミング音楽を流す。

どれもお金がかかりそうだなぁ。結局、iPhone か iPod でイヤホンで聴くのが一番安上がりなんだろうなぁ(再泣)。

2009/05/19

KTSFよありがとう、そしてさようなら

本日はローカルネタ。

今日、いつものように FM のチューナーを 103.7 に合わせた。毎日ではないが週に数日は KTSF という Smooth Jazz の専門チャンネルを聞きながら車を運転するのだ。ちなみに妻はFMはほとんどこれしか聞かない。

ところが流れてきたのはボヘミアンラプソディだった。ん?趣味がちょっとずれたDJを雇ったのかな、と思っていたら、その次の曲は移民の歌だった。さすがにそれは無いだろ、と思ってプリセット番号を確認したのだが、ちゃんと 103.7 に合っている。
まさか、KTSF じゃなくなったなーんてね、と思って家に帰ってから調べてみると、なんと本当に局が変わっている....

KTSF.COM を見ても、放送がなくなったなどとはどこにも書いていないのに、たしかに内容はクラシックロックに変わってしまっているのだ...

いかにもアメリカらしいと言ってしまえばそれまでだが、あまりに惜しい。KTSF はベイエリアで唯一 Smooth Jazz/Fusion を聞く事が出来るラジオ局だったのだ。どうも親会社の以降で受けのいいクラシックロックにプログラムを鞍替えしたらしい。クラシックロック局は他にも複数あるのに、なぜもう1局増やす必要があるのか。

KTSF は私がベイエリアに超して来た時から愛聴しており、たまに出るコンピレーションCDも1枚購入した。KTSF のおかげで Joyce Cooling や Diana Krall を知ることができた。なによりリラックスしたいときに最高のラジオ局であった。

今までどうもありがとう、そしてさようなら KTSF.

2009/05/14

気候によって音楽の趣味は変わる

このサンフランシスコベイエリアの気候が好きだ。
日本からこちらに引っ越してきてから、体調が大きく崩れたことがない。風邪を引いて熱を出す回数も激減したし、体が楽だ。特に夏蒸し暑くないのが最高!

で、この気候は音楽の嗜好に多大な影響を及ぼすことを実感した。
ウエストコーストロック(ホテルカリフォルニア以前)がなぜあんなに能天気に軽いのか、こちらに頻繁に出張するようになるまで理解できなかったし、あまり好きでもなかった。
しかしこのアメリカ西海岸のさほど寒くもないところに住んでいると、実にあの軽いサウンドがしっくり来るのだ。
本当はLAまで南下すればもっとしっくり来るのかもしれないが、この辺りでも十分納得できる。少なくとも東京で同じ音楽を聴いていた時とはまったく異なる体験だ。

で、個人的にそれを最も象徴しているのが Steve Miller Band だ。以前の私であれば「何このスカスカなサウンドは」「なーんも考えてない能天気な音楽」と酷評していただろう。今は「うーんいいよこれ。ドライブのBGMに最高!」である。我ながら身勝手なものである。

ということで、 Air Jetliner を次のリンクからどうぞ。http://yiqyaq.com/tw/cs3

2009/05/11

Spinal Tap を Pandora Radio で



本日は小ネタ。

Twitter で Pandora_Radio をフォローしていたら、「あなたがもしバンドについてのドキュメンタリーを作るとしたらどのバンドを素材にしたいか。また最も気に入ったバンドドキュメンタリーは?」というインタビューがあった。

もちろん誰が何と言おうと Spinal Tap だ!Spinal Tap 以上にセンセーショナルかつ革命的なドキュメンタリーがあるだろうか。たとえそれが半分フィクションだろうと全く問題ない。
実は誠に恥ずかしながら、1年ほど前まで知らなかったのだ。バンドメンバーが練習中に突然 "Up to eleven" と言ったので、「何それ?」と聞いたら "This Is Spinal Tap" の DVD を貸してくれた。まだ見ていない人、必見!(このところこればっかりや。)

ちなみに Pandora_Radio に集まったアンケート結果でも Spinal Tap はかなり上位にいるようだ。Direct Message で Pandora の Spinal Tap Radio へのリンクを送ってもらったので、以下に貼っておく。

http://pandora.com/?searchFilter=artist&search=spinal+tap

なお、Wikipedia 日本語版英語版も参照の事。

2009/05/09

ある意味オリジナルよりすごい Bohemian Rhapsody

(主に)HP のスキャナーとレトロなガジェットたちが奏でるボヘミアン・ラプソディ。
全部一人でセッティングしてる分。ある意味オリジナルよりすごい。



2009/05/07

すまん!君とは長い付き合いだった

先週土曜日、娘の所属する Middle School のジャズバンドの演奏が近くの高校であり、娘を送りがてら演奏を聴いてきた。
娘も初めてソロをとるという事で少々緊張気味だったが、なんとかこなせていたようでこちらまでほっとしたような次第だ。

で、娘のバンドの演奏の直前に演奏していたのがむちゃくちゃ上手なおじさん5−6人のバンド。Tiger Club Band という。
そこで弾いていたベースの人、上手いのだがそれだけでなく、サウンドが最高!正直、あそこまですばらしい音色を聴いたのは初めてだと思う。
その音色を作り出しているのは、もちろんその人のテクニック、ベース本体、アンプ、エフェクター、そしてバンドの他のメンバーの音な訳だが、何といってもベース本体がだめだったらその音は出てこない。

ということで、ひょっとすると長年の相棒である BB3000 をついに凌駕するベースに出会ってしまったかもしれないという予感、いや確信を持ってしまった。BB3000 よ、すまん!君とは長い付き合いだった。というか当分はまだ付き合うだろうが、お金に余裕ができ次第君はリプレースされてしまうであろう(エレキベース2本を置いておく余裕は我が家には無い....場所が。エレクトリックアップライトもいずれ来るだろうし)。できればかわいがってくれる人に使ってもらっておくれ。別れが悲しいので先に言ってしまっておこう。

で、その新たなターゲットとなったベースは何か...


フェンダージャズベースビンテージモデル、ナチュラルフィニッシュに黒のピックガード、ネックはメイプルで黒のブロックインレイでなければならない。ピックアップカバーははずす。
思いっきり見た目から入っているが、ステージを見た限りはそうだったので、これのはず。

さあ、果たしていつ手に入るか。

2009/05/04

Soundbiter で今聴いた音を録音しよう!


YiqYaq のチームが新しい iPhone アプリをリリースした。その名は Soundbiter。
日本語では「音を噛む」というのはピンと来ないが、猛獣が獲物を上下の葉でがぶりと捕まえるシーンを想像してもらえば、何となく分かっていただけるのではないだろうか。

Soundbiter がユニークなのは「今聴いた音を録音する」という機能にある。Soundbiter は非常にシンプルなアプリケーションで、まさに「今聴いた音を保存し」「適当な箇所を抜き出し」「アップロードする」ことにフォーカスしている。

なぜ「今聴いた音」すなわちすでに過去になってしまった時点で鳴っていた音を取り込むことができるのか?

それは Soundbiter を起動している間、Soundbiter は「常に」録音しっぱなしであり、ユーザーがボタンを押した時点でそれを固定し保存するからだ。ただし際限なく録音していては録音を保存する場所がなくなるので、過去1分間のみのデータを残しながら録音をしている。エンドレスカセットテープと同じ原理だ(とはいえ、今の若者はそんな物知らないかも...)。

ボタンを押すと押した時点から遡って1分間のデータがサウンドデータとして保存される。簡単なエディタが提供されており、不必要な部分をカットする事も可能だ。そして、それをアップロードすれば作業完了である。
アップロードしたサウンドはYiqYaqのトラックとして取聴できる。そう、Soundbiter は YiqYaq のトラック作成のためのフロントエンドとして機能するのだ。

Soundbiter を使えば、何かを録音するのに「いつ開始ボタンを押すか」という問題から完全に解放される。音が実際に鳴ってから、適当な時点で「保存」ボタンを押せばいいだけだからだ。分かってみれば単純な事だが、なかなかこのような発想はなかったのではないか。
私自身、Soundbiter を手に入れてからは YiqYaq の録音画面で録音することはなくなってしまった。Soundbiter の方が操作が簡単で、かつストレスが少ない。

録音トラックの音質や、ユーザー管理はすべて YiqYaq と共通なので、YiqYaq アカウントをお持ちの人はそれがそのまま使える。お持ちでない人は、Soundbiter からでも新規アカウントを(YiqYaq での操作と同じ操作で)作ることができるので、ぜひ試してみてほしい。iTunes Store へのリンクはこちら。

2009/05/01

Pandora 専用ラヂオ?

初め冗談かと思ったのだが、本当に製品として販売されているようだ。

http://www.shoplivio.com/index.ashx

レトロなのか一昔前の近未来的感覚なのかよくわからないが、個人的にはこのデザインが非常に気に入った。
実は Pandora 専用じゃなくて他の Internet Radio も聴けるようだし、Wifiで接続も出来るようなので、使い方によっては非常に便利であると思われる。
ちゃんと Thumb Up/ Thumb Down ボタンがついているところが憎い。



上のビデオでは、初めの1分あまりでこの製品をレビューしている。
どなたか人柱として購入して試していただきたい(笑い)。ただし米国内での使用に限られるのが(いつもながら)歯がゆい。

2009/04/29

音楽メタデータの独占は音楽ネットサービスを破壊するか

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090427/169353/ より、どうも音楽メタデータがMacrovisionによって独占(言い過ぎだったら寡占)状態になってしまう懸念がある様子。

一番分かりやすいのが CDDB の情報だ。パソコンにCDを挿入し何らかのプレイヤーが起動したら、自動的にネットにアクセスして曲名等の情報をダウンロードして表示するのが一般的だが、この情報を得るためのコストが上がってしまったらどうなるか。
特に非常に利益の薄いインターネットラジオのサービス等には大打撃になるのではなかろうか。

また、これはひょっとしたら正しい理解ではないのかもしれないが、これまでのCDDBにはボランティアにより入寮された情報が多々あると思っているのだが、これらの扱いについて、問題にはならないのだろうか。

もしも結果として情報が非常に使いにくいものになってしまった場合は、フリーの新しいサービスを立ち上げる団体が出てくるのだろうか。

個人的にはこれ以上音楽関係のネットサービスを苦境に陥れるような状況にはなってほしくはない。今後もモニターを続ける必要がある。

2009/04/27

衝撃の音楽-今最もホットな歌手

もともと CDDB 関連の話題を書こうかと思ったが、こちらに変更。

8:31 PDT April 26, 2009 の時点で最もホットな歌手と言えば...もちろん Susan Boyle だ!


まだ知らない人、聴くべし。

久々に、本当に、驚いた。同時に、自分がどれだけ本質ではなく見た目で判断していたかを思い知らされ、自分も強い偏見という物をもっているのだという事実を突きつけられた。

2009/04/25

Flecktones はプログレ

私は日本にいる間は Bela Fleck を聴いた事が無かった。こちらに来てから、Wesley Jazz Band のメンバーに勧められて Flecktones のライブDVDを見てぶったまげたのが最初だ。

で、ベーシストを見たことがあると思ったら Victor Wooten だったという... ベーシストとしてはそれだけで必聴である。
それから何枚か Bela Fleck & The Flecktones のアルバムを聴いたが、やはりベストなのは「Outbound」だ。

このアルバムはプログレファンにも必ずや受け入れられると思う。
まず2曲目が ELP でもおなじみの「How Down」である(ELPのアルバム「トリロジー」の6曲目)。
また3曲目の「A Moment So Close」にはイエスのジョン・アンダーソンがゲストボーカルとして参加している。
6曲目の「Earth Jam」はまるでイエスそのもののような急激な曲展開、変調子、各人のソロが楽しめる。
アルバム全体も非常にバラエティ豊かな作りとなっており、ポップ/カントリーを基調としながらも、ファンク、ジャズ、中近東、ロックを融合させた見事な物である。なにより聴いていて全く飽きない。

上に上げた3曲目と6曲目など、イエスが「Union」あたりに紛れ込ませたとしても分からないくらい(いや分かるけど)イエスっぽい。明らかに意識しているんじゃないかと思うくらい。Victor Wooten のベースも、スラッピングでプレイしているにも関わらずまるで Chris Squire のように聞こえる。ただ Victor のほうが上手いと思うが。

ベーシストとしてもやはりこのグループは外せない。ギタリストがいないので、Victor がその分の音域を埋めている。バンジョーは和音のストロークでうわーっと音を埋める事は難しいので(訂正:ディストーションをかけていれば可能。事実そうやっている箇所がある)、ベースの小技でそこをフォローしている訳だ。だが自然すぎて注意しないと聞き逃してしまうくらいで、そこがまた Victor がすばらしい所だ。

個人的には4曲目の「Zona Mona」も大好きだ。とてもさわやかな曲で、朝目覚めるのにぴったりだ。

2009/04/21

モノラルのサージェントペパーズ

「アメリカでがんばりましょう- モノラルじゃなきゃ本物の Sgt. Pepper じゃない?」より、じつはモノラル盤こそが本物のSgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band であるとの情報を得る。

大変だ!これは逃せない。しかし Box Set のみだと経済的にきついなぁ...

個人的には、Sgt. Pepper はビートルズのアルバムの中でも好きな順からするとあまり上位にはこない。それぞれの曲があまりにもアルバムにとけ込んでしまっているから個性が薄いのか、あまりにもサイケで感覚に合わないのか、いつも聴きたいアルバムではない。が、ステレオがモノラルになっているだけでなく、テイク自体も違ったり、ミキシングも違うとなるとどうしても確認したくなるのはビートルズファンとしては当たり前だ。

さて、9月に向けて貯金を始めるとしようか...

2009/04/20

Airplay は今でも理想のサウンド

今日のお題はAirplay (エアプレイ) だ。Air Supply ではない。

今朝聞き直してみたのだが、何といえばいいか、今でも個人的には理想のサウンドだとしか言いようがない。自分のバンドでこんな音が出せたら、もう自己満足しまくるのではないだろうか。




実はリアルタイムには「She Waits For Me」がなぜか耳に残っていたくらいで、エアプレイというバンドを知ったのは大学を卒業した直後に復刻版CDを買った時だったりする。しかし、そのCDを聞いたとたんに「ああ、ここから始まったんだ」というのが納得できた。80年代前半の歌謡曲のサウンド、ジャパニーズフュージョンのサウンドの原点がそこにあった。

もちろん絶頂期を過ぎた後はそのサウンドは廃れた訳だが、今でも「古くさくて笑ってしまう」ユーロビート等とは一線を画していると...個人的には...思う。

特に Jeff Porcaro のドラムがすばらしい。David Foster のキーボード、Jay Graydon のギターと Jeff のドラムが揃えばエアプレイサウンドが出来上がる。

ということで、70年代後半から80年代前半をもう一度味わいたい人はぜひ。

(アメリカの Amazon MP3 Store には曲が無かった。なぜだろう)

2009/04/19

Billy Joel を聞いて元気が出た

突然だが Billy Joel を聞いて元気が出た。

iPhone で彼の Greatest Hits を聞いていたら、突然歌詞が分かったような気がしたので My Life を聞き返してみるとそれは(また個人的な解釈だが)若者が親元を離れ独り立ちした心境を歌ったものだった。いや、親からの電話に対して「大丈夫だからほっといてくれ」という歌の方が近いかもしれない。

「別に親子の縁を切った訳じゃないし、いつも想っているけど、もう自分のやりかたでやっていけるんだから放っておいてくれ」という感じかな。いかにもアメリカ的。何でか分からないが聞いているうちに元気が出てきた。
ちなみに Pressure もすごい気がする。「これまではなんとかやってこれたけど、それじゃどうにもならない時が必ず来る。その時に感じるプレッシャーはすごいぞ。」という、脅してるんだか励ましてるんだかよくわからないメッセージだと解釈した。それでも応援歌のように感じるから不思議だ。

My Life の触りはこちら http://yiqyaq.com/t6/7rj

2009/04/13

YiqYaq で英語での Job Interview の練習を

音楽とは直接関係なくて恐縮だが、YiqYaq の面白い使い方を一例紹介する。

特に日本に住んでいて外資系企業等をターゲットに就職活動している方々に役に立つかもしれない Interview - General - CHANNELという YiqYaq Public Channel が設定されている。
ここには、主にアメリカ企業に就職する際の Job Interview でなされるであろう質問が録音されている。質問はテキストスピーチによる自動読み上げによるものと、ネイティブスピーカーによる生録音が含まれている。

使い方だが、まずこのチャンネルを購読し、トラックを1つ聴いたところで再生を一時停止し、自分の答えを言う、という事を繰り返す。質問はほぼランダムに再生されるので、質問の順番による慣れを防ぐ事が出来る。

もちろん質問に対する正しい唯一の答えはないのだが、それをあらかじめ準備し、すらすらと答えられるようにするのがインタビュー対策というもの。偉そうに書いてあるが私 ibass3000 もまだまだ練習中である。

英語のヘルプファイルはこちらにある。

また、YiqYaq のトラックのサンプルは以下の2つを参照してほしい。

What distinguishes you from nineteen other people who can do the same tasks that you can?


What is your greatest strength?


Good Luck!

2009/04/10

No Son Of Mine の歌詞は重い

そもそも3人になってからのジェネシスをプログレと呼んでいいかは疑問だった。
疑問だったのであまりまじめに聴いていなかった。

間違いだった....

図書館から借りてきた We Can't Dance のアルバムには珍しく歌詞の入ったブックレットが入っていた。こちらの図書館はみな扱いが乱暴で、CDなどケースが壊れているのは当たり前、ジャケットも白黒のコピーと入れ替わっていたりする。もちろんCDは傷だらけだが、ほとんどの場合音楽CDはなんとか聴ける。

1曲めは No Son Of Mine. 歌詞を読んで曲の全く印象が変わった。ネタバレになるので申し訳ないが、私の理解では、ある非常に夫婦間に問題がある家庭の息子がたまらずに家出してしまい、大きくなってから思い直して家に戻ってみるのだが、父親から「一番大変な時に家族を捨てて出て行ったお前など私の息子ではない」と言い渡される、という内容だ。まあ、救いも何も全くない。

やはりジェネシスはプログレだったのだなあ。

ということで、遅まきながら3人ジェネシスを復習していく予定である。

No Son Of Mine  曲の触りはこちら http://yiqyaq.com/t6/xen

2009/04/09

音楽が無料化されたら


レコード会社は、録音された音楽がストリーミングやダウンロードを通じて無料になっていくことを完全に理解している - 「大手レコード会社はいずれ降伏する, しかし2011年までは悪あがきする」Tech Crunch Japan

リスナーとしては単純に無料になればうれしいことは確かだ。
それでは無料化された後はどのような世界がやってくるのだろうか。

「音楽の解放」- Geekなページ さんへのコメントが自分でも気に入っているので自己引用すると、
  1. 低コストで音楽を制作できるシステムが驚異的な早さで進化する
  2. ものすごい量の音楽が氾濫し、何にでも音楽がおまけでついてくるようになる(がそれもすぐに当たり前になり廃れる)
  3. もはや普通の人は音楽を空気と同じにしか感じなくなる。ちゃんと音楽を楽しみたい人は、エキスパート(選曲したりレコメンデーションを出したりするひと)からの情報に頼るようになる。そこでこのエキスパートはお金を稼げるようになる
短期的にはアーティストの収入はライブやイベントで稼ぐ事が出来る(または稼ぐ事が出来るアーティストのみが生き残る)のだろうが、それが出来るのはどちらにしてもほんの一握り。チケット価格の高騰によって、長期的には売り上げも減っていく可能性が高いと思う。

そうすると、問題はその状態でも私たちはすばらしい「新しい」音楽を聴き続ける事ができるかどうか、ということになる。これから先懐メロばかりを楽しんでいくのは悲しすぎる。音楽を革新していく新人アーティストはどのようにして生活を成り立たせるのか。

以下のような可能性を考えてみる。
  • 音楽家は(ほとんど)総アマチュアミュージシャンとなり、自身の楽しみと名誉のために活動する
  • 音楽家は(ほとんど)おかかえミュージシャンとなり、パトロンのために活動する。
前者の場合、音楽至上主義のミュージシャンには理想的な世界かもしれない。名前を売るための理不尽なプレッシャーもなくなるだろう。ただしアマチュアであるがゆえに、それだけでは食べていけず、本業(もしくは副業)を持つ事が必要だ。リスナーの立場からすれば、豊富な音楽が何らかの形で流通していれば良い訳だから、問題は無い。

後者の場合、バロックの時代のシステムに先祖帰りしたように見える。領主や金持ちがパトロンだった昔と違い、大多数のパトロンは企業ということになるだろう。おかかえミュージシャンは企業のマーケティング戦略の一旦を担う立場でプロとして音楽活動を行い、リスナーはその前提を分かった上で作品を楽しむことになる。

多分この2つの両方が共存するような気がする。

どちらにしてもこの先プロのミュージシャンになるのはこれまでより一層難しくなると思われる。


2009/04/07

YiqYaq の iPhone App 使い方ビデオ

YiqYaq の iPhone App の使い方ビデオが YouTube にアップロードされた。
英語版のアプリでかつ解説も英語だが、使い方のフィーリングは分かってもらえると思う。





もしも、万一、ビデオの日本語化のご要望があれば、このエントリにコメントを残してほしい。

2009/04/06

Play That Funky Music!

今日も小ネタ。

このほど私の所属する Wesley Jazz Ensemble のレパートリーとなった Play That Funky Music は思い出深い曲だ。

私が11年前まだ日本で BMC という会社に勤めていた頃、本社のある Houston に出張したおり、たまたま地元のフェスティバルがあった。暇だったので出かけてみたら、野外ステージでバンドが演奏している。

アマチュアバンドだということだったので期待しないでいたのだが、結構うまい。後で聞いたらボーカル兼ギターの人だけは半分プロだったらしいので、レベルも高かったのだろう。
そのバンドが最後に演奏したのが Play That Funky Music だった。もちろん曲自身は知っていたのだが、その時は曲名が思い出せなくて一緒に行った同僚と「あーこれ何て曲だったっけ、思い出せないー」と頭をかきむしった事を覚えている。
一介のアマチュアバンドでさえこれだけすばらしい Funk Rock を演奏できるとは、やはりアメリカの音楽のレベルって日本と違ってものすごく高いんだなーとちょっと落ち込んだ。

今になってみるとそんなに日本の状況を卑下することも無かったと思うが、アメリカのアマチュア音楽家の層がとてつもなく厚いことは確かだ。

原曲のさわりを聴いてみたい方はこちら



2009/03/31

今更ながら「王道進行」について

JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた、という話 - 音極道さんの有名なエントリである。ニコニコ動画まで使って、私の娘でも理解できるくらいわかりやすく解説されている。

確かに Jpop とユーロビート以外でこの進行を見つけるのはなかなか難しい。1つだけすぐ思いついたのはオリビア・ニュートン・ジョンの「そよ風の誘惑」くらいか。それでもパターン進行の最後のコードはVImではなくVIかもしれない。

実は何を隠そう私 ibass3000は Day After Tomorrow が結構好きだったりする(古いな)。といってもCDは Single Best しか持っていない。愛車で聴くJPOPナンバー2(現在)である。ちなみにナンバー1は馬場俊英である(現在)。

とにかく DAT は分かりやすい!DAT といえば王道進行、Single Best に入っている曲で王道進行が出てこない曲が果たしてあるか(すいません確認してないです。でもあっても1曲か2曲だと思う)。コード進行だけではなくてサウンドもかなりワンパターンで、CD通して聴いていても何曲目だったか分からなくなるくらいだ。

おまけにイントロ、リフ、コード進行、メロディまで含めて「これパクリだろ(笑)」っていう箇所がものすごーーーく多い。Flash Dance とか、Keep Me Hanging On とかを(部分的に)彷彿とさせる曲がそろっている。

誤解しないでほしいのだが、けなしている訳ではない。逆にあっぱれだと思っている。よくぞここまで、確信犯的にやれるものである。長いことJPOPも洋楽も聴いてきたおじさんにはすべてわかってしまうのである。それでも聴いていて楽しいんだからいいじゃないか、と思うのだ。
ただし、DATをリアルタイムに聴いた若者(笑)が、「あ、このリフかっこいい!最高!天才!」とか「このメロディ独創的!さすがDAT」とか思ったのであれば、それはちょっと違うと思うが。

パクリは別に今始まった訳じゃなく、歌謡曲では普通に昔からあったし、もっとえげつないものも普通にヒットしたりしていたので、そんなに目くじら立てる必要はないんじゃないだろうか。
王道進行についても、サビでもろに使うんじゃなくて、さりげなく隠し味的に使えばまだまだ行けると思う。



2009/03/26

Yes Years を通しで聴いて分かった事

今日は小ネタ。

YiqYaq のスタッフとちょっとした賭けをしたことがきっかけで、Yes と King Crimson の Box Set を聴き通すはめになった。
で Yes Years を聴いて分かった事。

Steve Howe のギターの音色が年代を通して全く変わっていない!

それだけ。


2009/03/25

Pandora Radio は日本からは利用できない

昨日紹介した Pandora Radio だが、パテントもしくは権利関係の制限でアメリカ国内でしか音楽を聴けないことが分かった。日本国内に住んでいて試してみた方にはご迷惑をおかけしてしまった。つつしんでお詫びします。

ここに理由が書かれてある。かいつまんで意訳すると、アメリカ国内ではDigital Millennium Copyright Act (DMCA) に基づき、楽曲の権利者からのライセンス条件に基づき音楽のストリーミングを行っているが、アメリカ国外ではそれと同等のライセンスを得られないので配信を制限しているらしい。
Pandora の現在の会社の規模では、世界各国で同様のビジネスを展開するにはリソースが足りないということだ。

非常に便利なサービスなので、アメリカ国内でしか利用できないのは残念だ。
どのような技術でクライアントPCの位置を特定しているのだろう。


2009/03/24

Pandora Radio でステーションを作ってみた

Pandora Radio はなかなか幅広いアーティストと曲をカバーしている。
早速アーティスト名 YES で検索したところ、ばっちりヒット。

ここで面白いのが、曲やアーティスト名からステーションを作ることができる事。ステーションというのはラジオで言うラジオ局のことで、選択した曲やアーティストを元にそれに類似した曲を自動的に選曲し流してくれる。このあたりのユーザーオペレーションはとてもよく考えられていると思う。ほとんどなにも考えずに直感的に操作を進めることができる。

YES Station と Rush Station を作ってみた。どちらもプログレだけではなくハードロックの曲も混ざって流されるが、やはり Rush Station の方がその割合が高い。Yes Station で流れるのは Yes, Pink Floyd, Led Zeppelin, Kansas 等。まあ順等な選択と言えよう。たまに The Who が出てくるのはよくわからない。一旦聴き出すとなかなか止められない。

ただ今現在は Siberian Khatru が流れている(私の Best Favorite である)。うーんたまらん。

と言っていたら Pink Floyd の Run Like Hell に変わった。

皆さんもぜひ、試してみては。

2009/03/21

YiqYaq が Twitter を本格サポート

速報!

YiqYaq が本格的に Twitter をサポートした。ユーザーはアカウント設定で指定するだけで
  • 自分が作成したトラックを Twitter に自動的にポストする事が出来る
  • 自分がポストしたTweetを YiqYaq で読み上げる事ができる
  • YiqYaq 上で Tweet に Reply すると、Twitter に自動的にフォワードされる

詳しい説明はこちら。残念ながら読み上げは英語(アルファベット)のみサポート。



YiqYaq のヘルプページが日本語をサポート


YiqYaq の iPhone アプリが日本語化され公開されたのに引き続き、YiqYaq のヘルプページが日本語化された。
ヘルプ画面にある「日本語ボタン」をクリックすると、日本語のヘルプが表示される。

2009/03/18

YIQYAQ 日本語版 iTunes Store に登場!


遂に日本語化された YiqYaq が日本の iTunes Store からダウンロードできるようになった。まだまだ Alpha 版のサービスだが、ぜひ皆さんに使ってみていただきたい。(アメリカに住んでいる人も、アメリカの iTunes Store からダウンロードしてiPhone の言語設定を日本語にすると、ちゃんと日本語表示される)。
私 iBass3000 も少々 YiqYaq の開発にかかわっているので、もし問題があったら教えてもらえるとうれしい。

特に Amazon MP3 ストアのプレビューにリンクして自分の好きなチャンネルを作成して聴いてみてほしい。日本でも同様のサービスがほしいと思うはずだ。

YiqYaq には、Twitter に流れている Tweets をテキストスピーチエンジンで読み上げる機能もある。残念ながら現在は英語のみの対応だが、日本でも Twitter が盛んになってきていることもあり、リクエスト次第では日本語での読み上げも実装される可能性はある。リクエストのある方はぜひその旨伝えてほしい(YiqYaq.com でもいいし、日本語の方がよければこのエントリにコメントしてもらってもOK)。

2009/03/17

日本のインターネットラジオサービス

日本にメジャーなアーティストの楽曲をカバーするフリーのインターネットラジオサービスはありますか?

このところ YiqYaq のための市場調査と自分の趣味を兼ねて、Pandora Radio とか Last.fm 等を使ってみている。両方ともよくできていて、プログレ(なんかこればっかりやな)のグループや曲もずらりとそろっている。
Last.fm はフリーアカウント用には30秒のプレビューのエントリが多い。Pandora の方はフリーでもチャンネル単位で曲まるまる聴かせてくれる。ただし選曲はランダムだ。両社とも、各レーベルと契約を結んでいるのだろう。これだけ曲のストックがあれば、まあBGMとして流すには十分だ。

もちろん問題が皆無な訳ではない。例えば音質は悪い。しかし何かをしながら流し聴きする分には差し支えないし、アーティストから見ればプロモーションとしても十分なリスナーを得ていると言える。

さて、日本ではこのようなことは可能か?海外に住んでいて気軽にCDレンタルが出来ない身としては、一刻も早くネットで日本のアーティストの楽曲を聴きたいのだが、見果てぬ夢なのだろうか。

2009/03/15

Amazon MP3 Store と日本のダウンロードサイト

アメリカでは Amazon にある MP3 Store から音楽を MP3 フォーマットで購入する事が出来る。MP3 なので DRM フリーで、一旦購入すればCDに焼こうが iPod に移して聴こうが自由だ。
おまけに30秒のプレビューが可能で、それも外部のサイトから直接アクセスして利用できる。

調べてみた限り、日本でそのようなことが出来るサイトはなかった。

もうこれだけで日本の音楽がアメリカで広まる事は難しいと結論付けざるを得ない。草の根レベルで「これいいからちょっと聴いてみてー」というコミュニケーションが取りにくい。もちろんその前に言語の壁はある訳だが、それだって英語のソフトウェアから直接音楽ファイルの URL を指定する事が出来れば紹介されたユーザーは日本語を読む必要はない。

世界を目指すアーティストは始めからそこまで考えるべきだと思う。SNS を活用して音楽を広めようと思ったら、何らかの形で制約なく再生できるトラックを体系的に用意する必要がある。

2009/03/07

ラッシュはプログレだと思う

昔から不満に思っていたのだが、なぜラッシュはプログレに分類されず、メタルとかのセクションにCDがあるのであろうか。
私の中ではラッシュはプログレである。
はたしてプログレベーシストを目指す者でラッシュのコピーをしなかった人はいるのか?

渋谷陽一のプログレベスト20では、ボストンがプログレとしてランクインしていた。果たしてボストンはプログレなのであろうか。
私の中ではボストンはハードロックの一種である。(反論が来そうだ)
が、大好きである。プログレファンだからといってプログレばかり聴いていた訳ではなく、ハードロックも大好きだったので、ディープパープルの初期はプログレだとかツェッペリンの音楽にはプログレ的要素が多々ふくまれているとかいいながら結構聴いていたのだ。

TOTOはどうか?2枚目のアルバムまではプログレと言っていいと思う。ちょっと音が軽いけど。少し売れた時期がずれるがジャーニーはどうか?これはちがうな。でも大好きだった。

というような訳で、聴いたり演奏したりする音楽の趣味は、プログレどっぷりから徐々にハードロック系やAOR系に移行していったりした。


でははたしてクイーンはプログレなのか?私的にはばりばりプログレなのでOKである。

2009/03/05

プログレ考その2

プログレにはまるきっかけとなったのが、その昔NHK FMでオンエアされていた「ヤングジョッキー」という渋谷洋一のプログラムだった。そこでファン投票によるプログレのベスト20というのが発表され、それをエアチェックしながら聴いてがーーーんときた訳だ。って歳がもろばれだな。

録音したテープは大切に補完しておいたのだが、社会人になってから何回か引っ越しているうちになくなってしまった。ところが Google はさすがにすごく、テープ起こしをして公開しているページを見つけてくれた。


http://mariyu.hp.infoseek.co.jp/EXTRA/YjockyPROGRE20.html

これらの曲を集めて YiqYaq のチャンネルをつくったらおもしろいかもしれない。今度作ってみよう。

2009/03/01

プログレ考その1

アメリカに来てから、現地の人たちと好みの音楽を語る時にで「プログレ」と言ってもまず通じたことはない。もちろん日本語でぷろぐれと言うのではなく Progressive Rock といっているのだが、発音の悪さを割り引いても通じない。なのでバンド名を具体的に挙げないと仕方がない。

ひょっとしてプログレって日本とイギリスでしか通用しないのだろうか?

もちろん、世代間ギャップとかそもそも音楽なんてまったく興味ない人とかを除いて、たとえば同じバンドのメンバー等かなり音楽を聞き込んでいる人でもまったく言葉自体を知らない。アメリカではプログレは受けなかったのかもしれない。

んが、FM ではピンクフロイドとか結構かかっているし、イエスもロンリーハートだったらまだちょくちょくかかるし、クラシックイエスのコンサートは満員だったし、リスナーはちゃんといると思うんだが...

昨日娘たちが突然スマブラXの「終点」という曲を聞かせてくれたのだが、はっきり言ってプログレそのものだった。なんと、プログレは現代のゲーム音楽の中に生きていたのだ。

2009/02/28

衝撃の音楽その1 おさらい

衝撃の音楽その2を書こうとしたら、ここにはその1がなかった。なのでそのおさらい。

  • これまでに一聴しただけでがーーんと衝撃を受けた音楽はそう多くない
  • そのうち同じ曲でそれが2回起こったのは While My Guitar Gently Weeps である
  • 1回目のがーんは Beatles(ビートルズ) の White Album (ホワイトアルバム)での Eric Clapton (エリック・クラプトン)のソロだった
  • 2回目のがーんは Jake Shimabukuro(ジェイク・シマブクロ)のソロライブでの演奏だった
  • Jake 最高。また私たちの教会に来てね。
ということで Jake の演奏をもう一度貼付けておこう。





2009/02/25

ベースの扱われ方は不当である

さてさて、昨日 Musician's Friend からカタログが送られてきた。前に一度ウクレレの弦を買ったら、それから2ヶ月に一回くらい通販のカタログを送ってくるようになった。

これはなかなか見ているだけで楽しい。特にギターはこれでもかというくらいに種類が豊富で、同じ Fender Stratocaster でも、ネック、ボディ、ピックアップ、ブリッジ、エレクトロニクスの組み合わせ違いでごまんと種類があるのだ。お値段もピンきりで、初心者用200ドルのアンプつきセットから、3000ドル超のものまで。見ているだけで数時間は楽しめる。

それに引き換えベースの種類の少ないこと。そもそも高級機種が載せられていない。どれを見てもそこそこの値段の、ビギナーのちょい上くらいのキャリアのプレイヤー向けのものばかり。例外は Fender と Gibson だが、種類は少ない。エフェクターにいたっては、そもそもベース用エフェクターの専用のページがない。

やっぱりベースってマイナーな楽器なんだなあ。カタログなんだからもうすこし購入意欲をそそるような見せ方をしてほしいよなあ(でも買わないけど)。マイクロフォンのページのほうがよっぽどうまくできてるのが悲しい。

2009/02/23

これまでのバンド経歴

大公開!っていってもどうってことない。

小学校高学年
買ってもらったラジカセ(*1)で洋楽を聞き始め、カーペンターズにはまる。

中学校
まずビートルズにはまり、なかでもポールが一番のお気に入りだったのでベースにあこがれるようになる。またギターを弾き出すと当然のように日本のフォークにも触れるようになり、レパートリーがビートルズとかぐや姫とか訳のわからない状態になる。でも周りにもこんなやついっぱいいたけど。
もうひとつの定番、ハードロックにも順調にはまり、 ディープパープルやレッドツェッペリンはもとより、そのころ飛ぶ鳥を落とす勢いだった キッス、エアロスミス、クイーンにもはまる(ただしクイーンは後でもっともっとビッグになる)。
ずっと習っていたがまともに練習もせず友達にも隠していたピアノを初めて真剣に練習し始めた(レディマドンナのイントロを弾きたかったから)。結局、エリーゼのためにまでは弾けるようになってレッスンを終えた。
そうこうしているうちにニューミュージックが盛んになり、サザンオールスターズやオフコースの曲も大好きになる。
で、中学校三年生で遂にプログレと出会い、そこから当分の間「難解な音楽は偉大である」という思いっきりずれた価値観を抱くようになる。
時代は70年代でおまけに出身地が田舎なもので、ロックは不良の音楽であった。その中学校の歴史上初めて、卒業式の直後に卒業生として即席バンドでライブ演奏をしたのが誇りである。レパートリーはロックンロール(ツェッペリンの)とレットイットビーといとしのエリーであった(笑)。


高校
高校ではブラスバンド部に入部、先輩が極端に少なかったことをいいことに、自分たちで選曲するは、編曲するはでかなり好き勝手にやらせてもらえた。私は室内ではコントラバス、屋外(野球応援)(*2)ではテナーサックスを担当し、3年生の文化祭では校歌を中期キングクリムゾン風に編曲したものを演奏して在学生を当惑させた(*3)。
文化祭では3年間ともバンドで出演し、1年生のときはオフコースからYMOまで日本の曲が中心、2年生のときはもっとテクノに(時代を感じる…)、3年生のときはTOTO風に演奏したりした。
YMOに強い影響を受け、アナログのモノシンセで多重録音したミニアルバムをカセットに録音したりした。また自作曲の多重録音も行う。(*4)


大学
大学1年生でやっと都会に出、プログレが好きな人がじつはいっぱいいたことを知る。大学1年生の時は軽音楽部でラッシュ(プログレのほう)のコピーバンドとプログレバンドに所属。後(結果的に)フュージョンっぽいポップスのバンドを結成するが一身上の都合で脱退し、このことがもとで軽音楽部の友人とは長い間禍根を残すことになる。(*5)
その代わり別の軽音楽サークルで新たなメンバーと出会い、数年かけてさまざまなバンドを経験。主にフュージョンのコピーに邁進する。カシオペアとかAB'sを聞き込んだ時代である。バンドに縁がない時には孤独にシンセとエレピをつま弾き、相変わらず多重録音を単発的にやっていた。

大学院
大学院ではボーカル中心のバンドで活動した。レパートリーはフュージョン・AOR系の曲が多く、このころやっと「バンド活動とはこうでなければならない」的な思い込みが薄れだした。

ブランク
就職してからアメリカに渡るまで、音楽活動は事実上停止状態だった。例外として、大学の時の仲間と2曲自作曲を録音し、あと披露宴バンドを一回やったくらい。仕事が忙しくて、日本のサラリーマンがバンドをするのは非常に厳しいと思う。

渡米後
英語がまともに話せなかったので何とかコミュニティに入りたいと思っていたところ、通っている教会でバンドの音が聞こえてきたので、たまたま相談した人がメンバーに紹介してくれた。そうしたらタイミングよくベーシストが抜けるのでぜひ弾いてほしいということになり、バンドに加入できた。それから今日までずっと教会のバンドでベースを弾かせてもらっている。
中心は Wesley Jazz Ensemble。ビッグバンドとはいかないが結構大所帯である。ベイエリアの日系コミュニティでは思ったより有名(だろうたぶん)。スタンダードジャズ、ポップス、たまに日本の歌を演奏する。ライバルは千鳥バンド(こちらは本当に有名な演歌バンド)。
またつい先日まで担当していた11:30バンドに替わり、Praise Band でメインの礼拝でコンテンポラリクリスチャンミュージックを演奏している。ちょっと聞いた目サウンドは普通のロックなのだが内容はキリスト教の賛美歌だ。
最後に Wesley Ukulele Band のサポートをしている。教会のウクレレバンドは人数がものすごく多く迫力はあるが、リズム隊が入ると音が非常に締まるのでいつもヘルプを頼まれる。ちなみにベースではなくウクレレ演奏で出演することもある。
ちなみに、3バンドともベースは私でドラムはTodd 、同じチームである。またPraise Bandのメンバーはすべて Jazz Ensemble のメンバーでもある。ということで、まさに気心が知れた友人とのバンド生活を楽しんでいる、という状況なのだ。
教会はサンノゼのジャパンタウンにある Wesley United Methodist Church。日語での礼拝もあるので、興味のある方は日曜朝10時からぜひどうぞ。

*1 もちろんモノラルのFMカセットテープレコーダー
*2 いつも地方予選1回戦敗退だったので、3回戦まで進んだ時は狂喜乱舞した
*3 曲前半はマイナーで在校生は泣きそうになってしまい、後半メジャーに転調した時には歓声が上がった
*4 この時録音したシンセベースの音には今でも自信がある
*5 若かった。皆さん許してください

2009/02/22

Weekend Musician ブログの目的と内容

本日より私 ibass3000 の音楽関係の私的ブログとして、この Weekend Musician を始めます。

もともと家族のことも含めたオンライン日記に音楽関係のことも書いてきましたが、私生活が少々タフな状況になったこともあり、そちらは親族向け専門ということにさせていただき、こちらに私の音楽生活やら趣味のアクティビティを紹介していきたいと思います。

素の状態で始めますが、途中でアフィリエイト関連の広告を挿入するかもしれません。