2009/05/04

Soundbiter で今聴いた音を録音しよう!


YiqYaq のチームが新しい iPhone アプリをリリースした。その名は Soundbiter。
日本語では「音を噛む」というのはピンと来ないが、猛獣が獲物を上下の葉でがぶりと捕まえるシーンを想像してもらえば、何となく分かっていただけるのではないだろうか。

Soundbiter がユニークなのは「今聴いた音を録音する」という機能にある。Soundbiter は非常にシンプルなアプリケーションで、まさに「今聴いた音を保存し」「適当な箇所を抜き出し」「アップロードする」ことにフォーカスしている。

なぜ「今聴いた音」すなわちすでに過去になってしまった時点で鳴っていた音を取り込むことができるのか?

それは Soundbiter を起動している間、Soundbiter は「常に」録音しっぱなしであり、ユーザーがボタンを押した時点でそれを固定し保存するからだ。ただし際限なく録音していては録音を保存する場所がなくなるので、過去1分間のみのデータを残しながら録音をしている。エンドレスカセットテープと同じ原理だ(とはいえ、今の若者はそんな物知らないかも...)。

ボタンを押すと押した時点から遡って1分間のデータがサウンドデータとして保存される。簡単なエディタが提供されており、不必要な部分をカットする事も可能だ。そして、それをアップロードすれば作業完了である。
アップロードしたサウンドはYiqYaqのトラックとして取聴できる。そう、Soundbiter は YiqYaq のトラック作成のためのフロントエンドとして機能するのだ。

Soundbiter を使えば、何かを録音するのに「いつ開始ボタンを押すか」という問題から完全に解放される。音が実際に鳴ってから、適当な時点で「保存」ボタンを押せばいいだけだからだ。分かってみれば単純な事だが、なかなかこのような発想はなかったのではないか。
私自身、Soundbiter を手に入れてからは YiqYaq の録音画面で録音することはなくなってしまった。Soundbiter の方が操作が簡単で、かつストレスが少ない。

録音トラックの音質や、ユーザー管理はすべて YiqYaq と共通なので、YiqYaq アカウントをお持ちの人はそれがそのまま使える。お持ちでない人は、Soundbiter からでも新規アカウントを(YiqYaq での操作と同じ操作で)作ることができるので、ぜひ試してみてほしい。iTunes Store へのリンクはこちら。

0 件のコメント:

コメントを投稿