2014/01/04

「突然の贈りもの」の主人公はどんな人?

ここ数日新しく手に入れた Mignonne の CD を聴き込みすっかり大貫妙子ブームになってしまっているが、本日の話題は実は竹内まりやが発端。

去年の出張中に立ち寄った Book Off で(EW&Fじゃなくて竹内まりやの)「セプテンバー」がBGMでかかっていたので、初期のベスト盤を衝動買いしてしまった。
この中に入っていたのが竹内まりやによる「突然の贈りもの」のカバー。
ふーん、って感じで聴いてみた。

実は何を隠そう、私は竹内まりや結構好きだ。アルバムでいうと特に Variety から Quiet Life まではかなり思い入れがある。このベスト盤は、それ以前のまだあまりソングライターとしての存在感がなかったころの彼女のアルバムから選曲されていて、どの曲もとても新鮮で新しい発見があった。

彼女はアルトなので、歌っても「合う」曲と「合わない」曲がはっきりしてしまうと感じる。例えば「セプテンバー」は思いっきり合っているが、「Morning Glory」は残念(山下達郎によるカバー - 逆だと思っていたけど- と比べると分かるが、キーが低すぎてあまり爽やかな感じがしない。Variety 以降はそんなに違和感を感じる事はないので、自分自身で曲を作れることによって自分の持ち味を最大限に活かしているのだろう。逆に他の人が作った曲だとしっくりと来ない事があるかもしれない。

そこで「突然の贈りもの」である。オリジナルは大貫妙子の Mignonne の中の一曲だ。

文句無く名曲。大貫妙子の得意な、曲がストーリーを物語るタイプのバラードだ。
昔恋人だった男が街に帰ってきて、実際に会いに来る前に花だけ贈ってきたという状況の女性の心中を歌っている。この女性、男性が去ってからも仲間と仕事を始めて頑張っている訳である。

二人の歌を聴くと、どんな風に頑張っていたのかがかなり違う印象を受ける。
大貫妙子は割と頼りない声色で、歌い方も歌い上げるよりはささやくような感じ。それもあって、女性は昔はあまり自立してなかったけれど彼が去ってからは頑張ってなんとか生活しており、けなげに彼が再び目の前に現れるのを待っている、という絵が目に浮かぶ(あくまで印象である)。
竹内まりやは声が太く、低く(アルトだし)、キーも低い。その分歌声にも圧力みたいなものがある。ということで、彼女はもともとアクティブな人で仕事もばりばりこなし、彼とはあくまで対等につきあっていて、彼が去った後も友達と仕事を立ち上げて生活も充実している。まあ元気でやってるけどお花ありがとうね(でも嬉しくない訳じゃない)、という絵になる(再びあくまで印象である)。

まあ好みなんだが、私は大貫妙子派。

YouTube を探したけどオリジナルの「突然の贈りもの」が見つからないのでここに貼れなくて残念。
竹内まりやバージョンはこちら




2014/01/02

iTunes への CD の総取り込み完了

年末年始休みを利用して、iTunes への CD の総取り込みを行った。確認したらまだ半分以上の CD を取り込んでいなかったため、ながらでだらだらとはいえ4日がかりの作業になってしまった。数えてみたら、取り込んだ CD は全部で約650枚ほどだった。

そもそも気付いたら CD をそのまま再生することがカーステレオ以外無くなっていたので、これならすべてハードディスクに落としてしまった方がバックアップも取れるし便利だ、と気付いたのが昨年。しかしなかなかまとまった時間が取れず、年末まで持ち越したのだった。
フォーマットは mp3 にした。以前は音質を落とす事が耐えられず Apple Lossless とか使っていたのだが、これも今ではあまり高級なオーディオ再生環境を持っていないので mp3 でいいか、という事に落ち着いた。バックアップを取る事を考えると、確かに外部メディアへの転送速度は速くなったが、やはりファイルサイズは小さいにこした事は無い。

取り込んだデータは2台の Mac と1台の TimeCapsel ディスク、およびマニュアルバックアップ用のディスクの4台にコピーされている。ここまでやればどれかが飛んでしまっても大丈夫だろう。

ただ残念だがこれで CD を廃棄できるかもしれないと思っていたのは間違っていた。結構な数の CD が限定版や特別版であり、パンフレットや特別なライナーノーツが含まれている。これらは処分してしまうにはあまりに惜しいものが多く、やはりある程度の数は持ち続けてしまう事になりそうだ。

できればこれからは新譜はすべてダウンロード購入したいのだが... たまにまだ CD のみの発売というのもあるので困る。また古い CD は中古しか無い場合は選択肢が無い。オンラインに上げるコストはCD再発よりもかなり安いはずだから、レコード会社には頑張ってほしいなあ。

 うーん、頑張ったけどこの話題には落ちが無い。最後に Cocteau Twinsと郷ひろみの CD がCDDB上同じ番号だったかもしれないという証拠だけ上げておこう。