2009/05/29

近況活動報告

このところ少々(仕事もないのに)忙しく、更新がおろそかになってしまった。

前回のエントリに関しては、Twitter 経由で全く知らない方にも見ていただいた事がわかり、非常にうれしい。おじさんの昔話でよければたまにまた書かせていただきます(^^)

ということで、今日は近々の活動報告を。

4月26日にはサンノゼジャパンタウンの日系祭りがあり、そこで Wesley Jazz Ensemble でのライブ演奏を行った。
演奏途中で足がつりかけて冷や汗が出た。なさけない。どうもいつもは履かないステージ専用の靴(といっても普通の革靴)だったので足がびっくりしたみたいだ。

Wesley Jazz Ensemble は5月21日におなじくサンノゼジャパンタウンの Sake San Jose イベントで野外ライブ。このときはサウンドバランスもすばらしく気持ちよく演奏が出来た。後半にはジャパンタウンの空気がだんだん酒臭くなってきて聴衆ものりのりになってきたのがおもしろい。ひさびさに2時間超の演奏だったが、個人的には満足。

6月4日には、Darryl とTodd と3人でジャパンタウンの団体のカクテルパーティでBGM演奏を行う。普段 Todd はドラマーだがこの日はキーボードに転向するので、リズムセクションはベースのみとなり責任は重大。以前同じメンツで結構式の披露宴バンドを経験しているので心配はないが、真剣に練習しておかないといけない。

毎週日曜日には礼拝中に Praise Band で2ー3曲演奏している。

相変わらず、仕事はまだ見つからない。ということで、ベースもまだ BB3000 のままだ。そろそろ弦を張り替えないといけないのでどこからその予算を持ってこようかと思案中...

2009/05/23

多重録音今昔物語

Twitter の takoratta さんのつぶやきに触発されて、今日は昔話を。

中学校の時にはなかなかバンド仲間に恵まれず、仕方が無いので一人で多重録音をしたりして楽しんでいた。

まず、システムコンポを買ってもらった時点で心置きなくラジカセを改造し、消去ヘッドの配線を切った。これにより、録音済みのカセットを聞きながら録音したら多重録音できるのではないかと考えたのだ。
結果は、たしかにできた。が、最初に録音された音が小さくなってしまって使い物にはならなかった。
なんともなさけないことに、この時点でラジカセがゴミと化してしまったため、コンポのカセットデッキと組み合わせて多重録音する事は出来なくなってしまった。もう少し考えてから行動しろ>自分...

次にやったのは、即席でかき集めたバンドでのライブ録音に音をかぶせる事。これは自分のカセットデッキを友人の家に持っていき、2台でダビングしながら追加の演奏を録音する方法をとった。なかなかうまく行ったが、音量のバランスをとるのが非常に難しかった。また元の音源が体育館でのライブだったため、日本家屋でオーバーダビングした音とあまりにかけ離れていて、聞いていて不自然だった。しかしその音源を中学校の案内放送で全校に流してしまった私は向こう見ずなのであろうか。

とか言っているうちにバンドのドラマーがラジカセ2台を使ってドラム、オルガン、ボーカルの多重録音をやってしまい、またそれが非常に良く出来ていたのでがっくりきたりした。現在でもそのテープは保管していて、そのドラマーにCDに焼いておくってあげようと思っているのだが残念ながら消息不明だ。

その次はシンセサイザーを使っての一人多重録音に挑戦した。この時はかなり豪華な機材を友人からかき集めた。KORG の MS−10 モノシンセを2台、カセットデッキを2台、超簡易キーボード(もともと関数電卓で、これにプリセットリズムマシンがついていた)、自分の使っていたエレキギター、でんでん太鼓、マイク、そしてオーディオミキサーである。
MS−10 を直列につないで作った音はすばらしく、またオーディオミキサーのおかげで音のバランスもとりやすかったので、かなり充実した作品に仕上がった。多い曲で5回オーバーダビングをしたが、特に支障はなかった。このブログの最初の記事に書いた、自信のあるシンセベースの音はこの作業で録音したものだ。

さすがに大学に行く頃には個人でもなんとか購入できる4トラックのカセットデッキが発売はされていた。ただ貧乏学生だったのでそれを買うことはできず、自分のミニコンポと友人から借りたカセットデッキで多重録音をつづけていた。

4トラックのカセットデッキを買ったのは社会人になってからだった。ダビングなしなら、これでもなんとか一応聞ける音質で録音することはできる。最近では数年前にエレピ/ベース/ギター/リズムマシンで録音してみたが、ちゃんとミックスすればそれなりに聞けた。

しかーし!

今の Mac にはガレージバンドというすごいソフトがバンドルで付いてくる。ライン入力での録音も何トラックでもOKだし、エフェクトもミキサーも内蔵されているし、音源まで入っている。音程の修正だって出来る。アマチュアレベルだともうこれでそろってしまう。すごい世の中になってしまった。

今の若者は、かなり質の高い音楽環境でスタートを切る事が出来る。なんともうらやましい。

2009/05/22

Pandora One を試してみたい

Pandora Radio が有料サービスを開始した。広告が表示されない他、洗練されたUIが提供され、連続ストリーミングの時間制限もなくなる....らしい。

情報はこちら。

なぜ「らしい」か。有料サービスに入れそうにないからだ(泣)。失職中の身としては年間 $36 はきつい。

そこでもしも許されるならどのような環境で使いたいかを夢見てみよう。

第1案。先日紹介した Pandora 専用 ラヂオを各部屋に置いて常時ストリーミング音楽を聞けるようにする。
第2案。Mac を各部屋において常時ストリーミング音楽を聴けるようにする。
第3案。母艦 Mac から各部屋に置いたワイヤレススピーカーに常時ストリーミング音楽を流す。

どれもお金がかかりそうだなぁ。結局、iPhone か iPod でイヤホンで聴くのが一番安上がりなんだろうなぁ(再泣)。

2009/05/19

KTSFよありがとう、そしてさようなら

本日はローカルネタ。

今日、いつものように FM のチューナーを 103.7 に合わせた。毎日ではないが週に数日は KTSF という Smooth Jazz の専門チャンネルを聞きながら車を運転するのだ。ちなみに妻はFMはほとんどこれしか聞かない。

ところが流れてきたのはボヘミアンラプソディだった。ん?趣味がちょっとずれたDJを雇ったのかな、と思っていたら、その次の曲は移民の歌だった。さすがにそれは無いだろ、と思ってプリセット番号を確認したのだが、ちゃんと 103.7 に合っている。
まさか、KTSF じゃなくなったなーんてね、と思って家に帰ってから調べてみると、なんと本当に局が変わっている....

KTSF.COM を見ても、放送がなくなったなどとはどこにも書いていないのに、たしかに内容はクラシックロックに変わってしまっているのだ...

いかにもアメリカらしいと言ってしまえばそれまでだが、あまりに惜しい。KTSF はベイエリアで唯一 Smooth Jazz/Fusion を聞く事が出来るラジオ局だったのだ。どうも親会社の以降で受けのいいクラシックロックにプログラムを鞍替えしたらしい。クラシックロック局は他にも複数あるのに、なぜもう1局増やす必要があるのか。

KTSF は私がベイエリアに超して来た時から愛聴しており、たまに出るコンピレーションCDも1枚購入した。KTSF のおかげで Joyce Cooling や Diana Krall を知ることができた。なによりリラックスしたいときに最高のラジオ局であった。

今までどうもありがとう、そしてさようなら KTSF.

2009/05/14

気候によって音楽の趣味は変わる

このサンフランシスコベイエリアの気候が好きだ。
日本からこちらに引っ越してきてから、体調が大きく崩れたことがない。風邪を引いて熱を出す回数も激減したし、体が楽だ。特に夏蒸し暑くないのが最高!

で、この気候は音楽の嗜好に多大な影響を及ぼすことを実感した。
ウエストコーストロック(ホテルカリフォルニア以前)がなぜあんなに能天気に軽いのか、こちらに頻繁に出張するようになるまで理解できなかったし、あまり好きでもなかった。
しかしこのアメリカ西海岸のさほど寒くもないところに住んでいると、実にあの軽いサウンドがしっくり来るのだ。
本当はLAまで南下すればもっとしっくり来るのかもしれないが、この辺りでも十分納得できる。少なくとも東京で同じ音楽を聴いていた時とはまったく異なる体験だ。

で、個人的にそれを最も象徴しているのが Steve Miller Band だ。以前の私であれば「何このスカスカなサウンドは」「なーんも考えてない能天気な音楽」と酷評していただろう。今は「うーんいいよこれ。ドライブのBGMに最高!」である。我ながら身勝手なものである。

ということで、 Air Jetliner を次のリンクからどうぞ。http://yiqyaq.com/tw/cs3

2009/05/11

Spinal Tap を Pandora Radio で



本日は小ネタ。

Twitter で Pandora_Radio をフォローしていたら、「あなたがもしバンドについてのドキュメンタリーを作るとしたらどのバンドを素材にしたいか。また最も気に入ったバンドドキュメンタリーは?」というインタビューがあった。

もちろん誰が何と言おうと Spinal Tap だ!Spinal Tap 以上にセンセーショナルかつ革命的なドキュメンタリーがあるだろうか。たとえそれが半分フィクションだろうと全く問題ない。
実は誠に恥ずかしながら、1年ほど前まで知らなかったのだ。バンドメンバーが練習中に突然 "Up to eleven" と言ったので、「何それ?」と聞いたら "This Is Spinal Tap" の DVD を貸してくれた。まだ見ていない人、必見!(このところこればっかりや。)

ちなみに Pandora_Radio に集まったアンケート結果でも Spinal Tap はかなり上位にいるようだ。Direct Message で Pandora の Spinal Tap Radio へのリンクを送ってもらったので、以下に貼っておく。

http://pandora.com/?searchFilter=artist&search=spinal+tap

なお、Wikipedia 日本語版英語版も参照の事。

2009/05/09

ある意味オリジナルよりすごい Bohemian Rhapsody

(主に)HP のスキャナーとレトロなガジェットたちが奏でるボヘミアン・ラプソディ。
全部一人でセッティングしてる分。ある意味オリジナルよりすごい。



2009/05/07

すまん!君とは長い付き合いだった

先週土曜日、娘の所属する Middle School のジャズバンドの演奏が近くの高校であり、娘を送りがてら演奏を聴いてきた。
娘も初めてソロをとるという事で少々緊張気味だったが、なんとかこなせていたようでこちらまでほっとしたような次第だ。

で、娘のバンドの演奏の直前に演奏していたのがむちゃくちゃ上手なおじさん5−6人のバンド。Tiger Club Band という。
そこで弾いていたベースの人、上手いのだがそれだけでなく、サウンドが最高!正直、あそこまですばらしい音色を聴いたのは初めてだと思う。
その音色を作り出しているのは、もちろんその人のテクニック、ベース本体、アンプ、エフェクター、そしてバンドの他のメンバーの音な訳だが、何といってもベース本体がだめだったらその音は出てこない。

ということで、ひょっとすると長年の相棒である BB3000 をついに凌駕するベースに出会ってしまったかもしれないという予感、いや確信を持ってしまった。BB3000 よ、すまん!君とは長い付き合いだった。というか当分はまだ付き合うだろうが、お金に余裕ができ次第君はリプレースされてしまうであろう(エレキベース2本を置いておく余裕は我が家には無い....場所が。エレクトリックアップライトもいずれ来るだろうし)。できればかわいがってくれる人に使ってもらっておくれ。別れが悲しいので先に言ってしまっておこう。

で、その新たなターゲットとなったベースは何か...


フェンダージャズベースビンテージモデル、ナチュラルフィニッシュに黒のピックガード、ネックはメイプルで黒のブロックインレイでなければならない。ピックアップカバーははずす。
思いっきり見た目から入っているが、ステージを見た限りはそうだったので、これのはず。

さあ、果たしていつ手に入るか。

2009/05/04

Soundbiter で今聴いた音を録音しよう!


YiqYaq のチームが新しい iPhone アプリをリリースした。その名は Soundbiter。
日本語では「音を噛む」というのはピンと来ないが、猛獣が獲物を上下の葉でがぶりと捕まえるシーンを想像してもらえば、何となく分かっていただけるのではないだろうか。

Soundbiter がユニークなのは「今聴いた音を録音する」という機能にある。Soundbiter は非常にシンプルなアプリケーションで、まさに「今聴いた音を保存し」「適当な箇所を抜き出し」「アップロードする」ことにフォーカスしている。

なぜ「今聴いた音」すなわちすでに過去になってしまった時点で鳴っていた音を取り込むことができるのか?

それは Soundbiter を起動している間、Soundbiter は「常に」録音しっぱなしであり、ユーザーがボタンを押した時点でそれを固定し保存するからだ。ただし際限なく録音していては録音を保存する場所がなくなるので、過去1分間のみのデータを残しながら録音をしている。エンドレスカセットテープと同じ原理だ(とはいえ、今の若者はそんな物知らないかも...)。

ボタンを押すと押した時点から遡って1分間のデータがサウンドデータとして保存される。簡単なエディタが提供されており、不必要な部分をカットする事も可能だ。そして、それをアップロードすれば作業完了である。
アップロードしたサウンドはYiqYaqのトラックとして取聴できる。そう、Soundbiter は YiqYaq のトラック作成のためのフロントエンドとして機能するのだ。

Soundbiter を使えば、何かを録音するのに「いつ開始ボタンを押すか」という問題から完全に解放される。音が実際に鳴ってから、適当な時点で「保存」ボタンを押せばいいだけだからだ。分かってみれば単純な事だが、なかなかこのような発想はなかったのではないか。
私自身、Soundbiter を手に入れてからは YiqYaq の録音画面で録音することはなくなってしまった。Soundbiter の方が操作が簡単で、かつストレスが少ない。

録音トラックの音質や、ユーザー管理はすべて YiqYaq と共通なので、YiqYaq アカウントをお持ちの人はそれがそのまま使える。お持ちでない人は、Soundbiter からでも新規アカウントを(YiqYaq での操作と同じ操作で)作ることができるので、ぜひ試してみてほしい。iTunes Store へのリンクはこちら。

2009/05/01

Pandora 専用ラヂオ?

初め冗談かと思ったのだが、本当に製品として販売されているようだ。

http://www.shoplivio.com/index.ashx

レトロなのか一昔前の近未来的感覚なのかよくわからないが、個人的にはこのデザインが非常に気に入った。
実は Pandora 専用じゃなくて他の Internet Radio も聴けるようだし、Wifiで接続も出来るようなので、使い方によっては非常に便利であると思われる。
ちゃんと Thumb Up/ Thumb Down ボタンがついているところが憎い。



上のビデオでは、初めの1分あまりでこの製品をレビューしている。
どなたか人柱として購入して試していただきたい(笑い)。ただし米国内での使用に限られるのが(いつもながら)歯がゆい。