2013/03/17

経歴20年と30年の差(が大した事がなかったら)

つい先日、Facebook である人とチャットしている時に、「エレクトリックベースをもう20年ほど弾いてます。まだまだ下手なんですけどね」などとさらっと書いてしまった。

その時には何も思わなかったのだが、その後犬の散歩をしている間にとんでもないことに気付いてしまった。

実は20年じゃなくて30年だった。orz....

恐ろしい。30年という年月はおぎゃあと生まれた赤ちゃんがいい大人になってしまう位長い年月だ。これだけ長い間、結構な時間ブランクはあったとしても、ずっとベースに触ってきてこの程度の腕とは...情けなくて超落ち込む寸前で踏みとどまっている状態だ。

なんでこのような事態になってしまったのか。理由は簡単で、練習が十分ではなかったからだ。
プロはまた違うかもしれないけれど、アマチュアであっても人様に聴いていただく時には恥ずかしくない演奏をしたいし、レパートリーも増やしたい。納得いかない演奏をした直後には「これじゃいけない」と毎回思うのだが...練習を定期的にきっちりとこなし、目標を再設定し続けてきた人なら、これだけの年月を重ねればもっともっと素晴らしい演奏ができるようになっているはずだ。

20年と30年の違いは、単に年月の違いだけではなくて、今後の10年の予想をはっきりと見せてくれる。

このまま自分の行動が変わらなければ、 今から10年後、自分の演奏能力はうまく行っても「過去10年で向上した」分以上は向上しないだろう。歳を取るにつれて音感も鈍ってくるだろうから、うまくしないとひょっとしたら下手になって行くかもしれない。

昨日の Jazz Katsu イベントでも、本職のリタイア後にミュージシャンとして活発に活動している人達とお話をする機会を得た。自分にとってはまさに理想的な将来... しかしこのままではまずい。

年始に立てた今年の目標の1つ、「一週間にベースを2回以上触る」に加え、ジャズにしろフュージョンにしろお手本になる曲と演奏を見つけて「分析する」をノルマにしようと思う。

実はこれ、ベースだけじゃなくて仕事でも同じだったりするよなぁ、と思ったり。つい最近転職したばかりなので、これから数年でどのくらい自分を伸ばせるのか、客観的に分析しつつ工夫して行こうと思う。

写真は30年間連れ添ってくれた BB3000。