まず1曲目が「卒業」で、荒井由美でもなくハイファイセットでもなく斉藤由貴である所が渋い。この「卒業」と「AXIA」と「白い炎」が入っている斉藤由貴のファーストアルバムは個人的に高く高く評価している。
太田裕美の2曲が特にすばらしい。改めて聴くと「木綿のハンカチーフ」の名曲さが際立つ。近頃の曲で、これほど1曲の中でストーリーを聴かせてかつサウンドも最高な曲があるだろうか。もちろん次の「しあわせ未満」もあわせて、太田裕美の声だからこそ説得力があるわけである。
ちなみに当時小学生だったのだが、ピアノの先生に太田裕美の曲が良いといったら「顔が良いんだろ」と言われ続けてへこんだ。
そして石川ひとみの「まちぶせ」。これは楽曲の良さに加えて松任谷正隆のアレンジとベースラインのかっこよさがたまらない。石川ひとみも下積みが長かったのでやっとヒット曲が出てよかったね、と家族で喜んだものである。とか言っていたら母親が「いやこの子は二十歳そこそこなのに同棲していたらしい」とか言い出し、大人なんだから良いじゃないかほっといてやれよ、とか思ったのを覚えている。
薬師丸ひろ子の2曲は、いいよね。今でもこのストレートな歌い方変わってないよね。今の方が格段に歌がうまいけど。声そのものがきれいだから凄く得してると思う。
で、最後に柏原よしえの「春なのに」なんだが、 今思うによくこんな悲しい歌を中学生アイドルに歌わせたな、という気はする。
リンリンランランは...ごめん、この2曲だけ全く覚えてなかった。ごめんなさい。
40代50代をねらったマーケティングだというのは分かって入るのだが...でもやっぱりまんまとはまっている自分が情けない。太田裕美のベストを買うかどうか悩んでいる。