2009/11/14

オフコースストーリーを読む

近所の日本語図書館から借りてきて読んだ『Give up オフコース・ストーリー』。
当時のバンドの状況がよく分かる。もちろん出版物であるから、すべてが書かれていた通りなのかどうかは誰にも分からないけど、もし書かれている通りに物事が進行したのなら、もうどうしようもなかったのだろうなあとしか言いようが無い。
多分ビートルズの解散の時も、こういう風にレコーディング自体は(一旦決まれば)和気あいあいと行われながら、その一方で自体は着々と最期の時に向かって進んでいたんだろうなあと想像したりする。

個人的には、やはりオフコースは鈴木康博脱退と同時に名実共に解散したほうが良かったんじゃないかなぁと思った。4人で続けるなら名前を変えるとか(1984オメガトライブ、みたいに)。自分にとってのオフコースはこの時点で終わってしまっており、この後のグループとしての活動の迷走ぶりは見ていて痛々しい。

やっぱり小田鈴木両氏の声が一緒に入った曲が聴きたい。なんというか、初めて Free As A Bird を聴いた時にジョンの声にポールの声がかぶさったときの「ああああああ、これこれ。これだー」って感じ?あの感じが欲しい訳だ。贅沢だろうか?

ということで、ちょっとの事で影響されやすい私は、このところ連日CDを引っ張り出してはオフコースのアルバムを聴いていたりした訳だ。オリジナルアルバムもいいが「B面コレクション」が好きだ。非常に良い曲ぞろいなのにA面になれなかった曲達の悲哀が感じられる。

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