近頃、朝ある程度まとまった作業をすることが多いため、出勤前にとあるスタバに寄って1時間から1時間半ほど過ごすことがある。
そのスタバは席が多く、約三分の一の席はメインのフロアとドアで仕切られている。そこでは音楽が流れていないため、意図的に Quiet Room にしていると思われる。とても珍しいお店で、初めて見つけた時は狂喜乱舞したものだ。
コーヒー代は払うものの、Wifi がつながる静かな環境、しかも家の外でかつコーヒーも飲めるという、私に取ってはほぼ理想的な作業場だ。(場所は秘密。知りたい人は直接聞いてください)。
興味深いことに、このスタバに来るお客さんは結果的にちゃんと棲み分けができており、おしゃべりしたい人や静寂が嫌な人はメインのフロア、静かに作業をしたい人は Quiet Room に席をとる。必ずしもという訳ではないが、仕事や調べものに集中する人は主に Quiet Room に居ることが多いようだ。
先日、Quiet Room で作業をしていると、あるインド人のおじさんの電話が鳴った。たいていの人は電話にすぐ出るが話が長引きそうな場合は、自主的に外に出て話す。それも暗黙の了解というか、他の人への配慮というものだろう。
そのおじさんも、始めの二言三言で話が長引くと覚悟したのか、Quiet Room から直接外に抜けるドアから出て、外で話し始めた。
悲劇だったのはそのおじさんの話し声がとんでもなく大きかったこと。明らかに地声が大きいのであって、興奮して大声で話しているのではなかった。それでもって話しているのが建物のすぐそばなので、外で話していてもその声が Quiet Room にすべて筒抜け、それもまるで隣の席で話しているかのようなボリュームである。
自分も含め部屋に居る人たちに動揺が走った。これは明らかに環境が壊されている状況だ。しかし、おじさんもちゃんと気を使って外に出て話をしているから、わざわざいったん外に出てからおじさんに「もっと遠くで話してください」というのはあんまりだ。ということで、みんな一瞬「げっ」と思ったものの、すぐに平静を装って作業を再開したのだった。
しかしその直後にイヤホンを取り出し Mac につなげたのは私だけではなかった。
本日の教訓:静かな場所から外に出て電話で話す時は、壁から十分に離れるようにしよう
2012/09/06
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